2023年01月

 

1/30(月)家の性質と外構予算と~家づくりに関する豆知識~

 

土地と家それぞれに掛けられる自分にフィットした予算を知り、

かつ、どんな家が建てたいのかを分かった上で土地選びをすれば、

家にフイットしそうなサイズの土地を選びやすくなります。

 

結果、土地に出来る無駄な余白をミニマムに抑えることが出来、

外構工事(庭)にかかるコストをミニマムに抑えやすくなるのですが、

どっこい外構工事というものは、建てる家によっても価格差が大幅に変わるという

性質も持っているので、予算の取り方に注意しないといけません。

 

こんにちわ。

eguken myhome studio 江口です。

 

例えば、弊社の家は正面から見ると装飾のないシンプルな箱となっているため、

このイメージに合わせた庭にしようと思うと、やれ塀やら、やれアプローチやら、

やれ門柱やら、やれ花壇やらといった余計な装飾をする必要がありません。

 

というより、

そんな余分な装飾をしてしまうと、せっかくのシンプルで美しい外観が、

台無しになってしまいます。

 

そんなこんなでほぼ全てのお施主さんが、車を置くところにのみコンクリを打ち、

残りは全部砂利、というシンプルな仕上げになっているのですが、

その結果コストは安く抑えられます。

 

他方、装飾することによってデザインを整えているお家は、

こういうわけにはいきません。

庭も家に合わせてコーデしないと、

せっかくのイメージが台無しになってしまうからです。

 

となると、

やれ家のイメージに合わせた塀やら、

やれ家のイメージに合わせた門柱やら、

やれ家のイメージに合わせた植栽やら、

やれ家のイメージに合わせたアプローチやら、

やれ家のイメージに合わせた花壇やら、

なんやかんやと装飾することで、家とのバランスをとっていくことになります。

 

結果、その11つのコストが外構工事費を押し上げしていきます。

 

また、弊社の家は、

プライバシーの担保と防犯性も重視した結果、

外から見たら正面に窓がない倉庫みたいな家になっているのですが、

この結果、プライバシーの担保や防犯性アップのために

塀や植栽や目隠しを一切する必要がありません。

家の外壁そのものが塀のような存在と化しているからです。

 

それゆえ、さらに外構工事費用をカットすることが出来るというわけです。

 

他方、プライバシーが担保されておらず、防犯性の低そうなお家は、

つまり、外から家の中が丸見えとなるお家は、塀や植栽や目隠しなどによって、

それらを強化せざるを得なくなります。

 

そしてこの結果、外構工事費用がさらにかさむことになります。

 

このように、外構工事の予算は、

あなたがどんな家にしたいのか?によっても大きく違ってきます。

 

また、これに加えて、

選ぶ土地のサイズを間違えてしまうと

さらに外構工事が高くなってしまうし、

平屋が建つ土地なのにわざわざ2階建てを建ててしまうのも、

不用意に外構工事を高くする大きな原因となります。

 

なので、この事実を理解した上で家づくりを行い、

また資金計画を行っていただければと思います。

 

後から200万円も300万円も予算を超える

外構工事の見積もりを提示されて、結局工事しないまま放置している方も

決して少なくありませんからね・・・

 

それでは、、、

 

 

1/27(金)現地での土地の見方~家づくりに関する豆知識~

 

新しく造られた分譲地の利点は、

・基本的に土地の形が整っていること

・道路幅がゆったりしていること

・水道が整っていること

・排水も整っていること

・隣地との境界が明確なこと

・親子ともに同世代の人たちがご近所さんになること

ですが、それゆえ基本的に価格が高めに設定されています。

 

他方、新しく造られた分譲地じゃない場合、それらの利点の幾つかが欠けていることもあって、

新規分譲地に比べると価格が安いことが多いのですが、予算的な都合であなたがこっちの土地を

選ばないといけないとしたら、現地での土地の見方を知っておく必要があります。

 

こんにちは。

eguken myhome studio 江口です。

 

では今回は、こういった土地を選ぶ時に現地で確認しておくことについて

お伝えしていきたいと思います。

 

おそらく

・土地の日当たりの良し悪し

・土地の形の良し悪し

・浸水しそうな場所かどうか

・近隣の雰囲気や環境

・道路の広さや車の止めやすさ

・学校や職場へのアクセス

などは、みんなチェックすると思うので、

それらは割愛してコストに直結する部分に絞って

お伝えしていきたいと思います。

 

境界がどうなっているか?

 

まず1つ目が「境界」の状況です。隣地との間に境界がない場合、

境界をつくらないといけないため、その費用が土地代と別に掛かるからです。

 

また、境界があったとしても、塀が古く傾いている場合や

壊れてしまっている場合は、一旦それらを壊してつくり替えないといけません。

 

それゆえ、土地を見に行った時に、境界がどんな状況なのかまで

チェックしておく必要があります。

 

そして、不動産屋さんにこれらを売主負担でやってくれるのか、

あるいは自己負担でやらなければいけないのかを確認しなければいけません。

 

そもそも境界が明確じゃない場合、境界を明確にするための境界確定を

売主負担でやってくれるかどうかも、

買う意思表示をする前に確認しておかないといけないですしね。

 

水道があるかどうか?

 

次に見ておくことが、水道が敷地内に入っているかどうかです。

過去に入っていた場合は、水道メーターボックスがあるか、

ここに引き込まれていますよという目印が現地にあるかもしれないのですが、

これも見落とさず不動産屋さんに確認すべきです。

 

もし入っていなければ、前の道から引き込まないといけないし、

そうなれば、けっこうな工事代が別で掛かることになります。

 

あるいは、敷地内に引き込まれていても

現在の基準を満たしていない場合は、

基準を満たした太さに新たに引き込み直さないといけなく、

この場合も同じだけの費用が掛かります。

 

なので、これも現地にてチェックすることを忘れないでください。

ちなみに、これは確実に自己負担でやらないといけない工事です。

 

道路に側溝があるかどうか?

 

そして、水道ついでに見ておくべきことが、

道路の端に蓋がされた溝があるかどうかです。

つまり、排水先があるかどうかですね。

 

自分が検討している土地に沿って溝があるなら問題ないのですが、

仮に自分側ではなく道路の反対側にある場合は、

そっちに排水を接続しないといけないので、その分水道工事が余分にかかるし、

もし、排水先が見当たらないとなれば、そもそも建築することが出来ません。

 

なので、これも水道とともにしっかり現地でチェックし、

排水先がある場合、排水のために別で費用が掛からないかまで

不動産屋さんに確認するようにしてくださいね。

 

多くの地域で、溝を管理している水利組合という組織があり、

そこに支払う費用が必要だったりしますからね。

 

見えない費用に注意が必要!

 

ここまで、境界・水道・排水の

3つについてお伝えしてきたのですが、

分譲地とそうじゃない土地の一番大きな違いは、

この3つが整っていることが当たり前か否かです。

 

そして、これらが整っていない場合、たとえ土地価格が安かったとしても、

場合によってはこれらの工事代によって土地にかかる総額が新規分譲地より高くなる

可能性だって十分あり得ます。

 

それゆえ、この3つを確認し、

これらの工事がもし別途で必要そうなのであれば、

これらの費用を算出した上で、

土地の価格が妥当なのかどうなのかを

見極める必要があります。

 

かつ、これらを踏まえた上で、土地の価格交渉を行う必要があります。

 

ということで、

見える価格だけじゃなく見えない費用まで知った上で、

価格も含めた土地の良し悪しを判断していただければと思います。

 

それでは、、、

 

 

1/23(月)土地を安く買う秘訣~家づくりに関する豆知識~

 

多くの方が、

新しく造られた分譲地を好んで購入しようとしますが、

この場合、やってはいけないことが、南向きの土地を買おうとすることです。

 

理由は簡単。

一番価格が高いからです。

かつ、値引き交渉も不可能だからです。

 

こんにちは。

eguken myhome studio 江口です。

 

そんなわけで、土地探しをする時は、出来れば南向き以外の土地に

していただくことを推奨しているのですが、その理由は一体なんなのでしょうか。

 

日当たりがいい土地をスルーすべき理由

 

それは、日当たりがいい土地ほど、想像とかけ離れた家になってしまいやすいからです。

 

例えば、南向きの土地で南向きに部屋をつくり、

その南面に大きな窓をつくれば、とっても明るい家の完成を想像するでしょう。

 

しかし、いざ住みだすと、

そこに設置したカーテンを開けることが出来ません。中が丸見えになってしまうからです。

 

結果、室内に十分な光が採り込めず奥の方に配置した部屋がすべて暗くなってしまうし、

同時に、風を家の中に入れることも出来ません。

 

また、リビングの外に設けたウッドデッキを使えるようにするために、

目隠しや塀や植栽などが必要となり、外構工事(庭づくり)にとてつもないコストが必要となります。

 

つまり、土地を買う時の期待値と実際得られる成果との間に大きな開きが出てしまう上、

土地に加えて外構工事まで価格が跳ね上がることによって、

経済的な負担をさらに押し上げてしまうというわけですね。

 

他方、土地の日当たりの良さと家の明るさや心地よさには全く相関関係がなく、

むしろ一見条件が悪そうな土地の方が、明るくて心地いい家を設計しやすいと

家づくりをする前に知っていれば、日当たりを無視して土地選びをすることが出来ます。

 

そして、南向きの土地に建つ家よりはるかに明るくて心地いい家を

南向きの土地よりもはるかに価格を抑えながら建てることが出来ます。

 

売れにくそうな土地は、そもそも価格が安く設定されている上、

さらに値引き交渉にも応じてくれやすいからです。

 

そんなこんなで、美しく整えられた分譲地がいいという方には、

南向き以外の土地はもちろん、一番価格が安い土地をオススメしている次第です。

 

さらに土地価格を抑える秘訣

 

そして、ここからが個人的に推奨している土地の探し方なんですが、

それは、資金計画で出た現実的な土地価格の範囲内で、

出来るだけ不動産屋に情報を集めてもらい一つ一つ現地を見に行くことです。

 

これは、実際僕がやっている方法で、とにかく良い悪いに関係なく

その予算の範囲内である土地情報をなるだけ送ってもらい、

予めそれを全て下見した上で、良さそうな土地だけに厳選して

いつも提案させていただいています。

 

この方法で土地選びをすると、リアルに同じ地域で買う分譲地よりも、

数百万円も価格を抑えながら土地を買うことが出来ます。

(場合によったら半値ぐらいのこともあります)

 

ただし、この方法をやるためには、土地を探してもらう前に

どんな家を建てたいのかをある程度決めておかないといけません。

 

あなたが家に掛けられる予算がどれくらいなのか?

その予算で出来る家はどれくらいの広さになりそうなのか?

平屋が良いのか?それとも2階建でも良いのか?

などなど、です。

 

これが分かっていると、そのために必要な土地の広さが

どれくらいなのかが分かるため、土地探しの依頼をしやすくなります。

 

そして、集まってきた土地情報に対して、どんな家になるのかをイメージしながら

下見に行くことが出来るため、より土地選びがしやすくなります。

 

まー、ただ分譲地じゃない土地を狙っていく場合、

境界や水道や排水などを現地でチェックしておく必要があるので、

その点に注意しながら土地を見なければいけないし、

それらに余分な費用がかかる場合が多々あるので、

それらも考慮した上で、土地の良し悪しや価格の良し悪しを

判断しないといけないんですけどね。

 

とはいえ、大胆に土地価格を抑えるためには、

こういった分譲地じゃない土地も視野に入れるべきだと思うので、

どうしても土地を買わないといけない状況の方は、

ぜひこの記事を参考にしてもらえたらと思います。

 

それでは、、、

 

 

1/19(木)家づくりの現実と打ち手~家づくりに関する豆知識~

昨今、住宅の価格は、原材料費の上昇と税負担の上昇、

そして基本スペックの上昇によって、上昇の一途を辿っています。

 

また、それに加えて、インターネットやSNSの普及に伴い

追加オプションがどんどん加わり、より家の価格が押し上げられて

いっているのが現状です。

 

結果、3年前と比べると、

ざっと400万円〜500万円ぐらい価格差があると感じているのですが、

これを踏まえた上で、私たちが考えなければいけないのが、

今後はどのような家づくりを提案すべきかということです。

 

これまで通りの家づくりをしていたら、

明らかに家を建てる人が背負う負担が大き過ぎ、

これから迎える人生100年時代を豊かに生きていくことが出来なくなってしまうからです。

 こんにちは

eguken myhome studio 江口です。

 

ということで今回は、家づくりの負担を下げる打ち手を

一緒に考えていきたいと思います。

 

家づくりは大きく分類すると、「土地」「家」「庭」3つがあるのですが、

まずは、負担減の最大の鍵を握る「土地」からいきたいと思います。

 

毎月の返済額の基準

 

このブログでもしょっちゅうお伝えしていますが、

個人的には、毎月のローン返済額は、

ご主人の手取り金額の30%以内に抑えるべきだと思っています。

 

家以外にも、子供の将来や自分たちの老後のための

積み立てをしていかないといけないし、

家を持ったらそれで終わりではなく、

家を維持していくためにもそれなりの費用が掛かり続けるからです。

 

そして、それらの費用に奥さんの給料は全額飛んでいく

と言っても過言じゃないからです。

 

で、仮にご主人の毎月の手取りが25万円だとした場合、

返済額の上限は75,000ということになるのですが、

この場合、35年ローンで逆算した

借入額はざっと2650万円となります。

 

なので、このローン額に自己資金を合わせた額が

あなたが家づくりに掛けられる上限だということですね。

 

では、350万円自己資金があり、建てる家に2200万円かかるとしたら、

あなたはどのように家づくりをすべきなのでしょうか?

 

外構工事(庭)に100万円、

地盤改良工事に100万円、

諸経費に150万円かかるとして

考えてみてください。

 

この場合、

土地に掛けられる費用は、

土地にかかる別途経費も含めて、

450万円ということになります。

 

なので、土地から買わなければいけない場合、

土地そのものに掛けられる予算は、

350万円〜400万円ということですね。

 

「はっ?話にならんやん!」そう思われたかもしれませんが、

実は、これが家を建てるほとんどの人たちが

目を向けなければいけない現実です。

 

経済的な面を重視してみたら、とてもじゃないけど

土地に1000万円も予算を掛けている場合じゃないんです・・・

全額、親からの援助でもない限りは。

 

1000万円の土地を買った場合、100万円ほど別途経費が掛かると考えると、

ざっと650万円予算が押し上がり、毎月の返済負担が20,000円ぐらい

上がってしまうわけですからね。

 

かつ、それは35年もの長い間、固定されてしまいますからね。

 

負担が増えた分、貯金の原資も減るため、繰上げ返済のために貯金をするにしても、

思っている以上にお金も貯まらないでしょうしね。

 

それに加えて、今後はますます社会保障費や税負担が上がり、

20,000円手取りを増やそうと思うと、

40,000円近く給料が上がらなければ

いけないようになると思うので、

その点から見ても、住居費の割合を抑えることは大事なことです。

 

土地を買わないという選択肢

 

そこで、個人的にオススメなのが、土地を買わないという選択肢です。

つまり、実家に土地が余っているなら、そこに建てるということですね。

 

もちろん、実家に土地が余ってない人は、

土地を買わざるを得ないし、

「親の近くで暮らすなんてありえない」

と思っている人もあると思うので、

絶対にそうした方がいいというわけじゃないんですけどね。

 
でも「それもアリかも?」と思える余地があるのなら、

もう少し具体的に検討してみてもいいんじゃないかなと思います。

 

仮に、実家に土地があり、土地に掛かる負担を

全額親が負担してくれたとしたら、

あなたは丸ごと土地に掛かる費用を削り落とすことが出来ます。

 

先程の場合であれば、2550万円で家づくりをすることが出来る

ということですね。

 

また、ご両親の年齢や仕事の状況にもよりますが、

実家の近くに住めば、お子さんを見てもらいやすくなります。

 

結果、夫婦そろって、ガッツリ働き続けることが出来るし、

お子さんが休んだり早退するような時も、仕事を休む必要もなくなるでしょうから、

仕事の選択もしやすくなります。

 

この他、時々ご飯を一緒に食べれば、食費も浮くでしょうし、

家事の負担も少し減るかもしれません。

 

とまあ、実家に住んだ場合の、メリットばかりを挙げてみたんですが、

とはいえ、親の近くに住むということは、逆に言うと生活に干渉される恐れもあるため、

感情的に大丈夫なのかが結構デカイと思います。

 

なので、その点も夫婦でじっくり話し合った上で、

最良な家づくりの選択を行ってください。

 

とにかく、土地は家づくりの予算を最も左右する材料なので、

ここを一番よく考えてから家づくりを始めてくださいね。

 

それでは、、、

 

 

1/16(月)コストを下げる打ち手も知る~家づくりに関する豆知識~

 

家のコストを最も左右するのは家の面積ですが、

これは、みんなが出来るだけ広くつくりたいと思っている

リビングダイニングキッチン(LDK)とて決して例外ではありません。

 

つまり、リビングダイニングキッチンも広くつくればつくるほど

それに連動して家の価格が高くなるということですね。

 

となると、

家の価格が高くなる、か、家の価格が高くなるのが嫌であれば、

高くならないようにLDKを削る

③LDKを削るのが嫌なら別の所を削る

3つのうちのどれかを選択していただくことになるのですが、

さて、あなたならどの選択をされるでしょうか?

 

こんにちは。

eguken myhome studio 江口です。

 

では、具体的に数字を当てはめて考えていってみましょう。

個人的には、LDKの広さは16帖がちょうどいいと思っているので、

独断と偏見でこの広さを基準として、数字を当てはめていってみますね。

 

(対面式のキッチンに46人掛けのダイニングテーブル、

そして3人掛けのソファーがいい感じで収まるのがこの広さです)

 

︎①の選択の場合

 

例えば、あなたがLDK20帖でつくりたいとお考えだとしたら、

4帖家が大きくなるということになります。

 

となると2坪家が大きくなるのですが、そうなれば約120万円家の価格が高くなります。

 

なので、それでもLDKを大きくしたいとお考えであるとしたら、

かつ、そうすることが予算的にも全く問題ないのであれば、

そうした方がいいでしょう!

 

︎②の選択の場合

 

他方、LDKは広くしたいけど、

それに逆行して予算は削らなければいけないとしたら、

LDK以外で削れるところがないか考えてみて欲しいのですが、

それが難しいとしたら、余分に広くつくろうとしている

LDKを削らざるを得なくなります。

 

つまり、20帖ではなく16帖でつくるということです。

 

この場合、そうするかしないかを判断する基準は、

LDKに置こうと思っている家具のサイズが

16帖になったとしても問題ないかどうかです。

 

例えば、L型の大型のソファーをリビングに置きたいとお考えであれば、

もしかしたら、ダイニングとリビングの間に

全くゆとりがなくなってしまうかもしれないし、

ソファーを置かないのであれば、そうしていただいても全く問題はないでしょう。

 

なので、LDKの広さを決める基準としてどんな家具を置こうと思っているのかと

そのサイズ感を把握してもらっておくとどうするかの判断がよりつきやすいかと思います。

 

︎③の選択の場合

 

LDKは広くつくりたい・・でも予算は上げたくない・・

おそらくこうお考えの方が大多数ではないでしょうか。

 

ここで大半の時間を過ごすと言っても過言ではないことから、

出来るだけ開放感のあるLDKにしたいと思うのが当たり前の感情ですしね。

 

例えば、

10帖にしようと思っていた寝室を6帖にすれば、

コストを増やすことなくLDKを広くつくることが出来ます。

 

あるいは、6帖にしようと思っていた子ども部屋を4帖半にすれば、

そして子ども部屋が2部屋だとしたら、

わずかなコストアップでLDKを広くつくることが出来ます。

 

あるいは、壁面を有効利用して収納をつくれば、

床面積を減らしながらもよりたくさんのモノが片付けられる

収納にすることが出来るし、

そもそも平屋にすれば、階段分面積を削ることが出来るし、

廊下をなくすことが出来れば、部屋も収納も縮めずとも

面積を縮めることが出来ます。

 

なので、どうしてもLDK小さくしたくないという方は、

これらをバランスよく採用することによって、

コスト調整していただければと思います。

 

最後に個人的な意見です

 

僕自身は、LDK16帖でちょうどいいと思っているので、

個人的にオススメなのは、

LDKも小さくしながらそれ以外の所も削る」

というまた別の選択肢です。

 

理由は、家にお金を掛け過ぎるよりももっと別のことにお金を掛けるべきだ

と思っているからです。

 

例えば、この選択をすることによって240万円コストが下がったとしましょう。

 

となると、ローンの利息も含めると300万円お金が浮いたことになるのですが、

そうなれば家族で旅行に行く回数が増えるし、旅行プランもより良いものに出来、

思い出づくりや子供たちに貴重な体験価値を与えてやることが出来ます。

 

また、そのお金を老後のための資産運用に回すことが出来れば、

これからの暮らしの不安を少しでも和らげることが出来ます。

 

もちろん、せっかく建てるんだから妥協したくない気持ちがあるでしょうし、

SNSやインターネットの普及によって

かつてないほど広告にまみれた世界に生きているため、

その誘惑に負けてしまうのもある程度は仕方ないと思います。

 

ですが、35年という長期間

負債を背負ってしまうのが家づくりでもあるため、

未来とも向き合った上で予算を考えるべきだと思います。

 

なので、これから家づくりをしようと思っている方も、

今まさに家づくりをしている方も、コストが上がることばかりじゃなく

コストを下げるための知識も、同時に身に付けていっていただければと思います。

 

それでは、、、

 

 

1/12(木)合理的に考えるべき子供部屋~家づくりに関する豆知識~

 

子ども部屋の広さは6帖がスタンダードですが、

ここ最近は4帖半へと変わりつつあるようです。

 

実際、弊社も4帖半で提案させていただくことが多いのですが、

2.6m×2.6mのこの空間に置こうと思っているものが

シングルベッドと学習机だとしたらこれでも全く問題ありません。

 

また、子どもたちの多くは、高校卒業とともに家を出ていくでしょうし、

となると、そのまま帰ってこないかもしれないので、

その点も考慮すると、そこにかけるコストを最小限にしておくことは、

賢明な選択ではないでしょうか。

 

こんにちは。

eguken myhome studio 江口です。

 

ということで、

前回の寝室に引き続き、今回は子ども部屋について

お伝えしていきたいと思います。

 

主な論点としては、子ども部屋の広さではなく、

2階につくるべきなのか、それとも1階につくるべきなのか、

ということです。

 

子どもが小さいうち

 

まず、子どもが未就学の時に家を建てる方がほとんどだと思いますが、

では、子ども部屋を2階につくった場合、果たして子どもたちは

自分の部屋を使いやすいのでしょうか。

 

もちろん、答えは「No」ですよね。子どもたちは、お母さんの姿が

見える場所でずっといますからね。

 

つまり、子どもたちはずっとリビングやダイニング付近で過ごすため、

そこに子どもたちの絵本やおもちゃなどを集中して置くことになり、

いつもリビングダイニングが散らかった状態になってしまいます。

 

全く使われてもなく散らかってもいない2階の子供部屋とは裏腹に、です。

 

一方で、子ども部屋が1階にあると、

絵本やおもちゃを子どもの部屋に置いておきやすくなるし、

常に母親の姿が見え、気配が感じられれば、自分の部屋でも安心して過ごすことが出来ます。

 

結果、リビングやダイニングを比較的片付いた状態のまま保ちやすくなります。

 

どうせ子どもたちは、片付けてもすぐに散らかすでしょうから、

それが自分の部屋であるなら、少々散らかっていても全く気にならないし、

来客時もそのドアさえ締めておけば、片付けにあたふたすることもないですしね。

 

子どもが思春期に入ってから

 

多くの方が、主に思春期のことを想定して

子ども部屋をつくろうとします。

 

十分なプライバシーを担保してやるために、親が居るリビングやキッチンとは

階層を隔てた2階にすべきだと。

 

もちろん思春期の子どもたちにとってこれは嬉しいことかもしれませんが、

この時期を重視すると、2階に子ども部屋をつくってしまう可能性がグンと高くなります。

 

結果、先程お伝えした通り、子どもが思春期に入るまでの間

リビングやダイニングが散らかりやすく、

10年余りもの長期間片付けや掃除に悩みながら過ごし続けることになります。

 

なので、子どもの思春期の時を重視してやりたいという方は、

必要な時、子どものプライバシーが確保してあげられるように、

1階に子ども部屋をつくることをオススメしています。

 

子どもが出て行った後

 

悲しい現実かもしれませんが、進学や就職、結婚などを機に

やがて子どもたちは家を出て行きます。

 

となると、子どもたちの部屋は空き部屋となるのですが、

家を建てる時は、そうなることを想定した上で、

間取りを考えておくべきです。

 

そして考えると、子ども部屋は2階にあるより1階にある方が、

使い勝手がいいような気がしませんか?

 

自分たちの部屋として使うにせよ、収納部屋として使うにせよ、

客間として使うにせよ、です。

 

また、もっと長い目で考えると、歳をとり足腰が悪くなったとしても、

1階だけで過ごせるようにしておけば、生活に困ることもなければ、

1階に部屋や収納が足りないことによる増築工事をする必要もなくなりますしね。

 

いかがですか?

 

子ども部屋に関しては、

ずっとその用途で使い続ける空間ではないため、

この部屋をライフスタイルに応じて活用出来れば、

より使いやすく、利便性に富み、暮らしやすい住まいをつくることが出来ます。

 

なので、この子ども部屋に関してもまた

固定概念に縛られず、柔軟に考えてみてもらえたらと思います。

 

それでは、、、