2022年08月

 9(月)55坪の土地に建つ家~家づくりに関する豆知識~

 

「家を建てるなら平屋にしたいなー」とお考えの方に

オススメさせていただくことが多いのが、55坪という広さです。

 

この広さがあれば、土地の形や日照条件がよほど悪くない限りは、

平屋を建てることが出来るからです。駐車スペースが4台必要だとしても、です。

 

こんにちは。

eguken myhome studio 江口です。

 

では今回も、これまで同様に

「家の周囲には約10坪の余白が必要だ」と

「車1台につき約4.5坪必要だ」という

2つの前提条件をベースに考えていきたいと思います。

平屋にしたいとお考えの方は、ぜひ参考にしていただければと思います。

 

車を4台置きたい場合

 

この場合、駐車スペースには4.5×4台=18坪が必要となり、

これに加えて家の周囲の余白が10坪必要となるので、

合わせて28坪が家以外に必要だということになります。

 

そして55坪から28坪を差し引いた残り27坪を家に使うことが出来ます。

帖数に換算すると54帖ですね。

 

では、これまで同様に、

玄関ポーチに1帖、玄関に1帖、

玄関ホールに1帖、LDK16帖、

トイレ、洗面にそれぞれ1帖ずつ、

脱衣、風呂にそれぞれ2帖ずつ必要だと仮定して、

残りの29帖をどうつくるのかを考えていってみましょう。

(平屋一択で考えていくので今回階段は省きます!)

 

まず、寝室に6帖とり寝室用のクローゼットに3帖とるとしたら、

残りは20帖になりますね。

 

続いて、子供部屋を4.5帖ずつ2室とり、かつクローゼットを合わせて1.5帖つくるとしたら、

残りは9.5帖ということになります。

 

そして、中庭を4.5帖とったとしたら、残りの5帖は収納スペースとして使うことが出来ます。

土間収納2帖とパントリー3帖、あるいは土間収納1帖と

パントリー4帖といった感じですね。

 

車を4台とめるとしたら、理屈上はこんな感じの平屋を

つくることが出来るというわけですね。

 

車は3台で構わない場合

 

車の台数が1台減れば、家に使える面積が9帖分増えます。

 

となると、畳コーナーをつくるとか、リビングダイニングキッチンをもっと広げるとか、

中庭を広げる、収納を広げるといった選択肢が生まれます。

 

もっとも、家が大きくなれば、その分コストも高くなるので、

予算との兼ね合いも考えた上で、どうするかを考えるべきですけどね。

 

建てられるかどうかと建てるべきかどうかは、全く別の問題ですからね。

 

とはいえ、これもあくまで理論上の話なので、土地によって出来る場合もあれば、

出来ない場合もあるので、あくまで一つの目安としていただければと思います。

 

まっ、逆に言うと、土地を探し始める前に

自分がどんな家にしたいのかがある程度明確になっていれば、

ずいぶん探しやすくなるし、決める時も決断しやすくなると思うので、

ぜひご夫婦で話し合ってみていただければと思います。

 

もちろん自分自身の予算を知った上で、ですけどね。

予算を把握していかないと、とんでもなく予算オーバーしてしまう

可能性が高くなってしまいますから。

 

では、次回は、60坪の土地について

お伝えしていきたいと思います。

 

それでは、、、

 

 

8/25(木)50坪の土地に建つ家~家づくりに関する豆知識~

 

販売されている土地面積の中で最も比率が高いのが「50坪」ですが、

この広さの土地に建っているお家の大半が2階建てです。

 

なので、この広さの土地を買った場合、当たり前のように

2階建てのお家を建てることを前提として家の打ち合わせが始まっていくのですが、

50坪の土地には土地の形状や建てる家の大きさ次第で

平屋を建てることが出来るので、今回は「50坪」の土地について

お伝えしていきたいと思います。

 

こんにちは。

eguken myhome studio 江口です。

 

では今回も、「家の周囲には約10坪の余白が必要だ」と、

「車1台につき約4.5坪必要だ」という

2つの前提条件をベースとして、一緒に考えていきたいと思います。

 

おそらく前回の45坪や前々回よりの40坪よりも

対象となる方が多いと思うので、最後までお付き合いいただければと思います。

 

車を4台置きたい場合

 

仮にあなたにお子さんが2人いたら、子供たちが大きくなり

車を持った時のことを考えて、車を4台置けるようにしたいと

お考えになると思います。

 

となると

4.5×4台=18+10坪=28坪が

50坪から差し引かれることになるので、

残りの22坪が、建てられる家の

1階部分の最大面積となります。

そして、これを帖数に換算すると、

22×244帖となります。

 

では、前回、前々回同様、

玄関ポーチに1帖、玄関に1帖、

玄関ホールに1帖、LDK16帖、

トイレ、洗面にそれぞれ1帖ずつ、

脱衣、風呂にそれぞれ2帖ずつ、

階段に2帖必要だと仮定して、

残りの17帖をどうつくるのかを

考えていってみましょう。

 

この場合、オススメなのは子供部屋を1階につくることです。

2階よりも1階にあった方が、子供たちが自分の部屋を使いやすいからです。

 

2階は親の気配が感じられないため、子供たちが不安を感じてしまうのに対し、

同じフロアにあれば、子供たちは親の気配も感じつつ

自分の部屋で遊べますからね。

 

結果、リビングやダイニングに子供たちのものが散乱しにくくもなります。

 

いわばこの部屋は、子供部屋兼、セカンドリビング兼、子供のもの収納、

という考え方ってわけですね。

 

なので、まずは子供部屋に9帖使うと仮定しましょう。

4.5×2室ですね。

 

となると、残りは8帖となるのですが、

これを全て収納スペースで使うのか?

あるいは、収納スペースを減らし中庭を設けるようにするのか?

ということになります。

 

仮に、中庭を4帖つくるとしたら収納スペースは4帖であり、

仮に中庭をつくらないとしたら収納スペースを8帖分

つくることが出来るという感じです。

 

ただし、中庭を作らない場合は、採光やプライバシーの担保を

別の方法で補わないといけませんけどね。

 

車は3台でいい場合

 

駐車スペースが1台減れば、家に使うことが出来るスペースが

先程より9帖分増えます。

 

となると、2つの選択肢が出てきます。

1つは、2階建てのままで

1階の収納を充実させながら、

もっと広い中庭をつくるという選択肢。

 

そして、もう1つは、寝室も1階につくり平屋にする

という選択肢です。

 

平屋だと階段がいらなくなるので、先程の9帖に階段の2帖を合わせた11帖を、

寝室や収納といったスペースに使うことが出来るようになります。

 

仮に、寝室に6帖、寝室のクローゼットに3帖としたら、

もう2帖分は、子供部屋の収納やあるいは別の収納として

使うことが出来るというわけですね。

 

あるいは、中庭を広げるという選択肢も取れるようになります。

子供部屋に収納を設けないとしたら、もう2帖中庭を広げられるという風に。

 

いかがですか?3人家族の方はもちろん、4人家族の方でも、

充分住みやすそうな平屋を建てることが出来そうな気がしません?

 

車が2台でいい場合

 

そして、もう1台駐車スペースが減れば、さらにもう9帖分、

家を大きくすることが出来ます。

 

とはいえ、この場合建築基準法によってその地域ごとに建てられる建物に制限があり、

建ぺい率が60%で指定されているとしたら、(ざっくり1階としてつくれる大きさの限度です)

50×60%=30坪までしかつくれないので、

30坪=60帖がこの土地でつくることが出来る

最大の大きさということになります。

 

でも、先程よりもさらに7帖分家を大きくすることが出来るので、

その分、ゆとりを持って設計をすることが出来ますよね。

 

まっ、そうは言っても、同時にコストのことも

考えなければいけないので、単純に家を大きくしたらいいって

わけでもないんですけどね。

 

というわけで、

土地が50坪あれば平屋という選択肢もあるんだよということを

ぜひ覚えておいていただけたらと思います。

  

では、次回は、さらに5坪広げた55坪の土地について

一緒に考えていきたいと思います。

 

それでは、、、

 

 

8/22(月)45坪の土地に建つ家~家づくりに関する豆知識~

 

こんにちは。

eguken myhome studio江口です。

 

さて。

今回は前回より土地の広さを5坪大きくし、45坪の土地に建てることが出来る家

についてお伝えしていきたいと思います。

 

今回も前回同様に、

「家の周囲には約10坪の余白が必要だ」

「車1台につき約4.5坪必要だ」

という2つの前提条件をベースに考えていってみますね。

 

土地が5坪大きくなれば、一体どれだけ建物の自由度が広がるのかに

着目していただければと思います。

 

駐車スペースが3台必要な場合

 

この場合、駐車スペースには、4.5×3台=13.5坪必要となります。

そして、これに10坪の余白を足すと23.5坪になるので、

45坪から23.5坪を差し引いた21.5坪が、

建てられる家の1階部分の最大面積となります。

そして、これを帖数に換算すると、21.5×243帖となります。

 

では、前回同様、

玄関ポーチに1帖、玄関に1帖、

玄関ホールに1帖、LDK16帖、

トイレ、洗面にそれぞれ1帖ずつ、

脱衣、風呂にそれぞれ2帖ずつ、

階段に2帖必要だと仮定して、

残りの16帖をどうつくるのかを

考えていってみましょう。

 

仮に、1階に寝室を配置するとして、この部屋の広さを6帖にすると、

残りは10帖ですね。

 

そして、寝室付近に3帖のウォークインクローゼットを

つくるとしたら残りは7帖となります。

 

また、この収納とは別に、

2帖の玄関収納と2帖のパントリーをつくるとしたら、

残りが3帖となるのですが、

こうなれば、この3帖を「中庭」に充てても良さそうですよね。

 

土地の形にもよるものの、車を3台とめるとなると、

ざっとこんな感じになります。

(この場合、子供部屋は必然的に2階になります)

 

駐車スペースが2台でいい場合

 

駐車スペースが2台でよければ、1階の面積を9帖(4.5坪)

広げることが出来ます。

 

となると、寝室に加えて子供部屋も1階につくることが出来るのですが、

そうなれば必然的に平屋となり、結果、階段がいらなくなるため、

9帖に2帖をプラスした11帖を子供部屋に使うことが出来ます。

 

子供部屋を2部屋つくるとしたら、それぞれ収納も含めて

5,5帖ずつの部屋というわけですね。

 

まっ、要するに、駐車スペースが2台でよければ、

45坪の土地でも、「平屋」を建てることが出来る

ということですね。

 

もちろん、土地の形や周囲の環境にもよるし、

建ぺい率による制限もあるので、絶対というわけではないですけどね。

あくまで、可能性として、捉えていただければと思います。

 

駐車スペースが4台必要な場合

 

逆に、駐車スペースをもう1台増やしたいとなると、

駐車スペースが3台の場合よりも、9帖分家を小さくせざるを得ません。

つまり、1階部分を34帖(=17坪)でつくらないといけないというわけです。

 

となると、玄関、LDK、水回りなどを除いた残りの面積は7帖になるのですが、

こうなれば間取りの選択肢がグンと縮まります。

 

中庭をつくれば、各個室を全て2階につくらざるを得なくなるし、

1階に部屋をつくるとしたら、1階に充分な収納をつくれなくなり、

使い勝手が悪く散らかりやすい家になってしまうかもしれないし、

かつ、中庭もつくれなくなるため、採光やプライバシーの担保を、

別の方法で補わないといけなくなります。

 

つまり、この土地の広さに車を4台置こうとすると、

住みやすい家になる可能性が低くなってしまう

ということなんですよね。

 

いかがでしたか?

 

結論としては、理論上は45坪広さがあれば、

置く車の台数や土地の形状によっては、

平屋を建てることも出来ますが、

たいていの場合、寝室ないし子供部屋を

2階に配置するようになるんじゃないかなと思います。

 

ということで、もしあなたが確実に平屋を建てたいとお考えであれば、

50坪以上を目安として、土地選びをしていただければと思います。

 

では、次回は、その50坪の土地について

一緒に考えていきたいと思います。

 それでは..

 

 

8/18(木)40坪の土地に建つ家~家づくりに関する豆知識~

 

家が建っている土地を見れば、なんとなくその広さのイメージがつきやすいと思いますが、

家が建ってない土地(更地)は、パッと見ただけではその広さのイメージがつきにくいと思います。

 

家が建っていない土地って、なんだか妙に狭く見えてしまうものですしね。

 

このような理由から、広めの土地を買おうとしたり、

あるいは買ってしまうのですが、広く買えばその分土地代も高くなるし、

外構工事費や固定資産税も高くなり、その後の暮らしに負担を与えかねないので、

今回は、ちょうどいい土地を買っていただけるように、

土地の広さの目安についてお伝えしていきたいと思います。

 

こんにちは。

eguken myhome studio 江口です。

 

では、土地の広さに対してどれくらいの家を建てることが出来るのかについて、

具体的な数字を当てはめながら考えていきたいのですが、

まずは、2つの前提条件からシェアしていくことにしますね。

 

1つ目は、「家の周囲には10坪前後の余白が必要だ」

ということです。

 

給排水や雨水の配管をしたり、エアコンの室外機を置いたり、

給湯器を置いたり、通路としてのスペースですね。

 

家の軒や雨樋だって、自分の敷地を超えてしまったら

いけないですからね。

 

(もちろん、土地の形状や建てる家によって必要となる余白はまちまちなので、

あくまで、一つの目安として考えていただければと思います)

 

そして2つ目が、「車の駐車スペースとして1台あたり約4.5坪必要だ」ということです。

 

横幅2.5m×奥行き6m15

→ 15×0.3025=4.5375 

→ 4.5坪という計算です。

 

なので、あなたが必要だと思う車の台数を決めていただくと、

家以外にどれくらいの余白が必要なのか分かるようになります。

 

仮に車を最大4台置きたいとしたら、

4.5×4台=18+10坪=28坪が

家以外に必要だということですね。

 

︎40坪の土地の場合

 

では、まずは40坪の土地から考えていきたいと思います。

 

仮にこの土地に家を建てるとして、車を4台置きたいとなれば、

40-28坪=12坪分しか

1階部分に家をつくることが出来ないということになりますよね。

 

では、12坪だとどんな1階になるのでしょうか?

わかりやすく「坪」を「帖」に換算して考えていってみますね。

12×224帖ということですね。

 

玄関ポーチ(外玄関):1

玄関:1

玄関ホール:1

トイレ:1

洗面:1

脱衣:2

風呂:2

階段:2

リビングダイニングキッチン:13

 

ざっとこんな感じですが、なんだか窮屈そうですよね。

 

なので、この場合は水回りを2階につくるとか、

リビングダイニングキッチンを2階につくるといった工夫が必要になります。

 

また、その工夫とともに、部屋の広さや部屋数についても

柔軟な考えを持たなければいけないし、収納のつくり方も工夫が必要になります。

 

では、車の台数を1台減らして、3台にしたらどうなるでしょうか?

 

この場合、家に使える面積が

4.5(=9)分広がることになります。

となると、リビングダイニングをもっとゆとりを持ってつくることが出来るし、

かつ、1階にもう1部屋つくれたり、あるいは、収納を充実させることが出来ます。

 

また、さらにもう1台車を減らし、2台にするとどうなるでしょうか?

 

この場合、さらに9帖分、家に使える面積が広くなります。

となると、収納を充実させながら寝室や子供部屋を

1階につくることが出来るようになるし、

あるいは、中庭をつくることだって出来るようになります。

 

このように車を置く台数によって建てられる家は大きく違ってくるし、

そうなれば、間取りのつくり方の幅も大きく違ってきます。

 

また、40坪と聞くとめちゃくちゃ狭そうな印象を持ってしまうし、

実際、40坪の更地を見たら、

「めちゃくちゃ狭っ!」って感じてしまいますが、

車の台数や置き方次第で、思っているよりも1階が充実した

間取りをつくることも出来ます。

 

なので、土地を探す前には置きたい車の台数を決めて、

この前提条件を頭に浮かべながら、

広さの目安を算出していただければと思います。

 

では次回は45坪の土地について

一緒に考えていきたいと思います。

 

それでは、、、

 

 

8/8(月)変動金利の心得~家づくりに関する豆知識~

 

住宅ローンには変動金利と固定金利があるのですが、

変動金利は返済の途中で金利が変わってしまう反面、

固定金利に比べて金利が安いという特徴を持っています。

 

しかし、現在は選ぶ住宅ローン商品によっては、

変動金利と固定金利の金利差がそれほどない状態となっています。

 

それゆえ、弊社では基本的に固定金利をオススメさせていただいているのですが、

それでも、少しでも金利が安い方がいいという方もいらっしゃると思うので、

今回は、変動金利のことについて、少し詳しく掘り下げてお伝えしたいと思います。

 

決して変動金利がダメだという話じゃないので、

とある地方銀行の10年固定という変動金利を選んでいる僕の話も交えつつ、

お伝え出来ればと思います。

 

こんにちは。eguken myhome studio 江口です。

 

では早速お伝えしていきますね。

今回お伝えしたいことは3つです。

ではまず1つ目から。

 

借り換えか交渉が必要だということ!

 

変動金利の場合、期間満了時に金利が変わります。

そしてその時は確実に金利が上がるので、他行に借り換えをするか、

あるいは金利の交渉をする必要があります。

 

では、借り換えをする場合と交渉をする場合と両方について

簡単にお伝えさせていただきます。

 

借り換えの場合

他行に借り換えをしようとしたら、いろいろと費用がかかります。

まず、今借りている銀行の抵当権を抹消する費用、

そして、新たに借りる銀行で、抵当権を設定してもらう費用、

新たに借りる銀行に支払う手数料などです。

 

となると、それらの費用を手持ち金の中から出すか、

あるいは、それらの費用もローンに組み込むか、

いずれかの選択を強いられます。

 

また、借り換えをする度に、銀行をあちこち行ったり来たり

しないといけないので、なかなか手間と時間を食うことになります。

 

交渉をする場合

借り換えをするのが面倒臭い僕は、これまで12年の間で2回銀行に行って、

「金利安くしてくださいよー」とお話しをしました。

 

そして、その甲斐あって、2回とも快く金利を

下げてくださったんですが、僕がローンを借りている銀行では、

その都度50,000円(税別)の手数料がかかります。

 

つまり、2年前に金利を下げてもらった時は、

54,000円の手数料がかかったんですが、金利を下げてもらうことによって、

毎月減った返済額が3,000円だったので、それを取り戻すのに18か月もかかりました。

 

とはいえ、ローンの残存期間を考えると、めちゃくちゃ大きいので、

しっかりと交渉すべきなんですが、覚えておいて欲しいことは、

この場合でも、手数料がしっかりとかかるということです。

(聞く話によるとJAは手数料いらないらしいです)

 

健康でいなければいけないということ!

 

ご存知だと思いますが、住宅ローンを借りる時には、

銀行がしている生命保険に加入しなければいけません。

団体信用生命保険というやつです。

 

となると、10年後も変わらず健康でいないといけません。

 

なので、最低限食事に気をつける、適度に運動をするなどして、

健康管理をきちんとしていかないといけません。

 

まー、それでも、病気になってしまった場合は

どうしようもないですが、とにかく、住宅ローンと生命保険が

セットであるということを忘れないことが大切です。

 

リスクに備えて貯蓄すること!

 

最後にお伝えすることは、コツコツでいいんで、

毎月お金を貯めていってくださいということです。

 

現在の日本の状況を見る限りまずあり得ないことかもしれませんが、

仮に大きく金利が上がってしまったとしたら、返済負担も上がってしまうからです。

 

もちろん、景気が良くなるということは、それに連動して所得も増えているはずなので、

もしかしたら返済が上がったとしても、なんの問題もないかもしれませんが、

それも含めて、どうなるかなんて

誰にも分からないので、常に最悪に備えて準備しておくことが

とっても大事なことだと思います。

 

以上の3つが

変動金利を選ぶ場合の心得というか、知っておくべきポイントです。

 

ということで、

金利が安いことはとっても重要なことですが、単純にそれだけで住宅ローンを選ばずに、

こういったことも踏まえながら、住宅ローン選びをしていただければと思います。

 

それでは、、、

 

 

8/4(木)快適の定義~家づくりに関する豆知識~

 

 

青空によくマッチしたなに一つとして装飾物がない

白く美しい平屋のこちらのお宅。

 

斜めにカットされた壁の奥からチラリと顔を覗かせた天然の木が、

まるでメイン料理の添えの野菜のようにその美しさに拍車をかけてくれています。

 

そんな幹線道路沿いに建つこちらのお宅は、きっと前を通り過ぎる人たちの視線を

釘付けにするのではないでしょうか。

 

こんにちは。

eguken myhome studio 江口です。

 

では今回は、そんな交通量が多い幹線道路沿いに建つ

こちらのお宅について、お届けしていきたいと思います。

 

天然の木をあしらった玄関アプローチを進んだ先にある玄関ドアを開けると、

その目の前にはサンサンと光が差し込む玄関が広がります。

 

 

そしてその窓からは美しい空が見え、圧倒的な開放感を感じさせてくれるとともに、

まるで外で居るかのような圧倒的な明るさにきっと驚かれることでしょう。

 

 

玄関を上がりホールを奥に進むと、いつも空を眺めながら過ごすことが出来る

明るくて開放感に溢れたリビングダイニングキッチンへと続きます。

 

 

ソファーに腰掛けながら・・あるいは、無垢の床にゴロゴロ寝そべりながら・・

あるいは、食卓でご飯を食べながら・・あるいは、キッチンで食事の支度をしながら・・

空を眺めることが出来る空間です。

 

また、その窓の奥にある「中庭」には一面ウッドデッキがあしらわれており、

気候が良い時期はここで食事をしても良し、

そして夜はここでお酒を飲んでも良し、の最高のアウトドアリビングです。

 

なんせ道行人たちからはもちろん、両隣のお家の方からも

全く見えない場所にありますからね。

 

「中庭」を隔てた正面には夫婦の寝室があるのですが、

この部屋のメインの採光は北から採り込むようにしました。

 

1日中安定した光を採り込め、

かつその光量も優しく柔らかいのが、北から差し込む光だからです。

 

 

そしてこの窓を開けると、空を眺めることが出来るので、

春や秋などは、夜空を見ながら眠りについていただくのも、

とっても風情があっていいのではないでしょうか?

 

洗面室はキッチンから続く動線にしています。

それゆえ、日中、洗濯干し場としての役割も果たす「中庭」までも、

あっという間にたどり着くことが出来ます。

 

外から全く見えないので、

せっかくの美しい外観を乱すこともないし、

防犯的に考えても安心感がありますしね。

 

また、それだけじゃなく、「中庭」はリビングと寝室のどちらにも

つながっているため、洗濯物の取り込みもメチャクチャ楽チンです。

 

上下移動がないだけじゃなく、水平移動でありながら、

かつ、ちょこっと動いただけで全部出来てしまうわけですからね。

平屋だと、たたんだ後の片付けだって楽チンでしょうからね。

 

いかがだったでしょうか?

 

ただ単に外観が美しいだけじゃなく、

そうしている意味やその中身の充実感を味わっていただけたのではないでしょうか?

 

ということで、

間取りはその土地で考えられるデメリットを全て解消出来るように

考えなければいけないということを

頭の片隅に置きながら、これから家づくりをしていただければと思います。

 

そうすることによって、ホントに住みやすいお家になりますから!

 

それでは、、、

 

 

8/1(月)南向き信者が陥る罠~家づくりに関する豆知識~ 

南向きの土地に家を建てる場合、多くの方がすべての部屋を南向きでつくり、

かつその南に大きな窓をつくります。

 

しかし、この考え方を基本に家づくりを進めてしまうと、

2階建ての家を建てることになり、結果、これが今後の暮らしに

様々な支障をきたしてしまうかもしれないので、

今回は、そのことについてシェアしていきたいと思います。

 

こんにちは。

eguken myhome studio 江口です。

 

例えば、こちらのお家は南向きの土地に建てたお家なのですが、南面には一切窓をつくっていません。

また、土地の広さは50坪なのですが、2階建てではなく平屋です。

 

 

その理由は明白で、南に大きな窓をつくった場合、

道路から丸見えになってしまうからです。

 

単純に、丸見えの中で過ごすのは居心地が悪いし、視線を遮るためにカーテンをつけたらつけたで、

丸見えは回避出来るものの、今度は、家の中が暗くなったり

風通しが悪くなってしまうだけですからね。

 

また、すべての部屋を南向きでつくろうとすれば、

2階建てにせざるを得ないのですが、

そうなれば、さらに丸見えになる部屋が

増えてしまうだけだし、海が近く風の影響を受けやすい地域では、

ただただ耐震性と耐久性を劣化させる原因となってしまいます。

 

南からの強風を伴う台風も一番直撃する土地ですしね。

 

さらに、南向きの土地に建つ2階建ての家の多くが

2階にベランダをつくっていますが、

ここで洗濯物を干すのって、決して防犯上良いとは言えませんよね?

家族構成や仕事を道行く人たちにバラしているようなものだからです。

 

窓から漏れる光でどこの部屋で居るかまで分かってしまうし、

そもそも窓を見ただけでその部屋が何の部屋かまで

分かってしまうのがこの南向きの土地ですしね。

 

そんなこんなで、実は一番間取りづくりが難しいのが

この南向きの土地なんですが、この南向きの土地の設計を

さらに難しくさせているのは、せっかく南向きの土地を

買ったにもかかわらず、南に窓をつくらないことに対する抵抗感です。

 

なので、設計をするにあたってまずはこのバイアスを外すようにしないと、

どうあがいても住み心地に優れたお家を建てることは出来ないというわけです。

 

住みやすさの鍵は

南向きの部屋と窓をどこにつくるか

 

こちらのお家は道路面に窓が全くありませんが、かといって、

南向きの窓が全くないわけではありません。

 

光をたくさん入れたいリビングダイニングは南向きでつくり、

かつ、その南面には大きな窓をつくっています。

 

 

そして、洗濯物も日が当たり風が通る場所で干せるようになっているし、

かつ、道行く人たちから洗濯物が全く見えないようになっています。

 

反面、明るく出来るのであればそれが必ずしも南向きじゃなくていい部屋、

つまり寝室や子供部屋といった主な目的が寝ることである部屋などは、

全て南以外の方向から採光をとるようにしています。

 

結果、全ての部屋を1階だけで収めることが出来、

耐震性も耐久性も高くなり、かつ家全体がより使いやすくなったというわけです。

 

つまり土地の良し悪しを理解した上で間取りを考えた結果、

安全性と居住性が格段にアップしたというわけですね。

 

ということで、次回は、そんなこちらのお家がどうなっているのかについて、

さらに詳しくお伝えしていきたいと思います。

 それでは...