2022年09月

9/29(木)現実的な間取りづくり~家づくりに関する豆知識~

 

寝る時間以外ずっと家族みんなが過ごすリビングを、

いつもスッキリ生活感ゼロ状態で保ち続けるのはホント難しいことです。

 

でも、来客をもてなすのもここだし、家具も含めて一番気合を入れて

コーディネイトしているのも間違いなくここなんで、

せっかく家を建てるんだったら、なるだけキレイが持続出来るようにしたいですよね。

 

こんにちは。

eguken myhome studio 江口です。

 

そして、この問題を解決する鍵を握るのは「間取り」なんですが、ではどうすればいいのか?

原因を11つあぶり出しながら、答えを見つけていってみましょう!

 

生活感の原因1↓

子供のモノで溢れかえる・・

 

子供たちは、お母さんの姿が見える場所で居ようとするので、

リビングかダイニングで大半の時間を過ごします。

 

そして、そこには子供たちが常時使うものが溢れかえっていると思います。

おもちゃ・絵本・ゲームなどですね。(ソファーの上も占領するかもです)

 

それゆえ、

リビングに子供たちのおもちゃを入れる家具や絵本を置く本棚などを置くことによって、

少しでも片付けやすくしようとするのですが、そもそも子供たちがいちいち使ったものを

きちんとそこに片付けてくれるかというと、まーそれは、ほぼほぼ無理な話ではないでしょうか。

 

そして、あなたも最初のうちは気合を入れて片付けて

生活感のない状態を維持しようとするのですが、いつの間にかそのいたちごっこに疲れてきて、

徐々に片付ける気力を失っていくことになる可能性がかなり高いのではないかと思われます。

極め付けに学校に行きだしたら、ランドセルの定位置もリビングになりますしね。

 

生活感の原因2↓

ソファーと椅子が物置と化す・・

 

そして、2つ目の原因がこれです。

いつも着る服を、いちいち自分の部屋のクローゼットまで持っていくのは、

誰でも面倒くさいですからねー

 

つまり、この話は子供たちに限ったことじゃなく、大人にも言えるというわけですね。

 

実際、僕もいつも着ている服やパンツは、

ダイニングチェアーにかけっぱなしにしていますしね(笑)

だって、リビングで服を着替える僕にとっては、服やパンツが寝室のクローゼットではなく

ここにあるのが一番便利ですからね。

 

子供たちに至っては、制服も家で過ごす用の私服も寝る時のパジャマも全部、

ソファーの上に放りっぱなしにしていますしね。

間違いなく、ここにあるのが一番使い勝手がいいんでしょうね(笑)

 

解決策について考える

 

では、ここから解決策を考えていこうと思うんですが、

この2つの原因はさらに深掘りしてみると、

1に関しては「子供部屋をうまく使えてないこと」

2に関しては「リビングに必要な収納がないこと」

だと推測出来ますよね。

 

なので、解決策としては、

「子供たちが使いやすい場所に子供部屋をつくること」

そして「リビング周辺に必要な収納をつくること」

ということになります。

 

例えば子供部屋を2階につくった場合、小さな子供たちはその部屋を使いやすいでしょうか?

 

他方、子供部屋を1階につくると、小さな子供たちは2階にあるのに比べて

自分の部屋を随分と使いやすくなるのではないでしょうか?

 

そして、おもちゃも絵本もゲームも

自分の部屋に置いてもらってそこで遊ぶようにすれば、

散らかりっぱなしでもそう気にならないですよね。

 

また、同時に寝室も1階につくることが出来たとしたら、

リビングと同じフロアにすべての部屋と収納があることになるので、

衣類の片付けも面倒じゃなくなり自分の部屋に片付けてもらいやすくなるのではないでしょうか?

 

子供たちが自分の部屋を使いやすくなれば確実にリビングは散らかりにくくなるでしょうし、

余分な部屋をつくる必要もなくなるので幾分コストだって浮くでしょうしね。

 

ということで、間取りを考える時は実際の日々の暮らしの姿を思い浮かべながら

考えてみていただければと思います。

 

それでは、、、

 

 

9/26(月)正しい図面の見方~家づくりに関する豆知識~

 

「家族が増えて手狭になった・・」

「今の状態では部屋が足りない・・」

「収納からモノがはみ出している・・」

 

多くの方にとってこれらは家を建てるきっかけとなる大きな理由だし、

さらに家族の人数が増える可能性があるとしたら、

現在の暮らしみたいにならないように少しでも家を広くつくろうとしてしまいます。

 

しかし、家の価格は面積に大きく左右されるため、そうすれば家の価格が高くなってしまい、

ローンにその負担がのしかかってくることになります。

  

こんにちは。

eguken myhome studio 江口です。

 

それゆえ、家の予算を合理的に落とす方法、

つまり家を出来るだけコンパクトにする方法を

建てる前に知っておかないといけません。

 

もちろん、何でもかんでも削ったらいいわけではないので、

いるモノはしっかりつくり、逆にいらないモノだけを省くことによってです。

 

例えば、廊下をなくすとか、使用頻度が少なそうな部屋をつくらないとか、

部屋の広さを必要最小限にする、といった工夫ですね。

 

収納も例外ではない!?

 

そしてこの見直しは、収納すら決して例外ではありません。

 

収納をたくさんつくれば、それだけで収納不足が解消されるわけじゃないし、

床面積が増えれば、ただただコストアップにつながるだけですからね。

 

 

この3つの図は全て2帖という広さでつくった納戸ですが、

ご覧いただければ分かるように、棚のつくり方やドアの位置によって

収納出来る分量が大きく異なります。

 

では11つ説明していきますね。

 

まずAの収納ですが、1方向だけしか棚をつくっていないため、

1.69mの棚板を何枚つけるのかによって、

収納量が違ってきます。

 

仮に棚板が2枚であれば使える段数は3段になるので、

1.69m×3枚=5.07m

棚があるということになるのに対し、棚を5枚にしたら使える段数が6段になるので、

1.69m×6枚=10.14mになる

といった感じです。

 

では続いてBの収納です。

つまり、もう1方向棚板を増やした場合ですね。

この場合、棚板の奥行きを30cmと仮定すると、

1.69m-30cm=1.39mの棚を

クロスして設置することが出来ます。

 

その結果、クロス方向にも6枚棚板がつくため、

1.39m×6=8.34m分、

先程の場合より棚が増えることになります。

 

Cの場合はどうでしょうか?

Cは収納への入り口を少し真ん中にずらした場合です。

 

となると、反対方向にも棚板を設置することが出来るので、

さらに1.39m×6枚=8.34m分、

棚が増えることになり、Aの場合とは比べ物にならないぐらい

モノが置けるようになります。

 

このように一口に2帖の納戸と言っても、

そのつくり方によって収納量に雲泥の差が生まれるのが

収納の知られざる真実なんですよね。

 

まー、言われてみたら「あっ、そっか!」という感じだと思うんですけど、

図面の見方を知らないとどうしてもこれに気付けないんですよね。

 

そこに立っている目線で図面を見る!

 

では、ここからは結論を述べたいと思います。図面を見る時は上から眺めるのではなく、

そこに立っている目線で見てみてください。

 

そうすれば、床面積で収納の量を判断するのではなく、

収納の中に存在する壁の量で収納量を判断することが出来るようになります。

 

つまり、上から眺めているだけだと、

どうしても収納が足りないんじゃないかと感じてしまい、

悪戯に床面積を増やしてしまうのですが、

この見方が出来れば、それが回避しやすくなるというわけですね。

 

というわけで、不用意に面積を増やさなくても、

簡単に収納量を増やすことは出来るので、この事実をあらかじめ知った上で、

家づくりをしていただければと思います。

 

ぜひ参考にしてください!

それでは、、、

 

 

9/22(木)家事動線を気にしなくていい家とは?~家づくりに関する豆知識~

 

間取りを考える上で、「家事動線の良さ」はとっても重要なことです。

 

仕事に家事に、そして育児に忙しい奥さんの負担を和らげるためには、

絶対に欠かせない要素ですからね。

 

しかし、この問題は、ある固定概念に縛られていたままだと、

実はどれだけ考えても、スッキリ解決出来ないんですよね・・・

 

こんにちは。

eguken myhome studio 江口です。

 

例えば、洗濯機が1階にあるのに干し場が2階だとしたら

これはスムーズな動線だとは言えません。

たとえキッチンと脱衣室を隣り合わせにつくったとしても、です。

 

水気を含んだ重い洗濯物を持って階段を上るのはしんどいし、

ましてや何回にも分けて持ち運びしなければいけないとしたら、

それだけで結構な労力ですからね。

 

そこで、この労力を少しでもカットするために

1階のキッチンか脱衣室に勝手口をつくり、

そこから出たところに干し場をつくるというアイデアを多くの家が採用しているのですが、

これはこれで洗濯物の取り込みが大変だという壁にぶち当たります。

 

勝手口を通じてリビングと外を何回も行き来しないといけないからです。

 

その上、勝手口から外に出て干すとなると

お隣さんやご近所さんと鉢合わせすることが多くなるため、

さすがにパジャマやノーメイクといった油断した状態では出にくいですしね。

 

そんなこんなで、これも完璧な解決策とはならないというわけです。

 

では、2階に洗濯機を置くというアイデアはどうでしょうか?

つまり面倒な階段の行き来をなくせる上、干し場は近いし、片付けるのも近いし、

かつ人目も気になりにくいというアイデアです。

 

この場合、洗濯機とともに、お風呂場も2階になると思いますが、

リビングダイニングキッチンと水回りが離れるのが

不便かどうかが争点となります。

 

あと、衣類をどこに収納するのかもよく考えないといけませんよね。

いつも使うものやいつも着るものは、リビングの近くにないと不便だし、

この不便さの積み重ねこそが、結果的にリビングの散らかりにつながりますからね。

 

じゃあそれを解決するために、水回りとともにリビングダイニングキッチンも

2階に上げてみましょう。かつ、2階に衣類収納もつくってみましょう。

 

となると、ずいぶんと生活しやすくなりそうですが、

この場合の問題点は歳をとってからですね。

足腰が悪くなってしまったら階段が苦痛になりますからね。

 

もちろん、土地面積や立地上そうせざるを得ない場合は、

そんなことも言っていられないですが、もし敷地にゆとりがあるとしたら、

これもあまり現実的な解決策じゃなさそうですよね。

 

ある前提をなくしてみるだけ

 

と、ここまで、家事動線が良くなりそうな解決策を

いくつか考えてみたんですが、これらにはある前提条件があることに

お気づきいただけたでしょうか?

 

そうです!どれも家が2階建てであることが

前提条件なんですよね。

 

つまり2階建てである以上、どんなに工夫してもどこかしら

家事動線に問題が発生するというわけですね。

 

では平屋だと家事動線の問題は完璧に解決するのでしょうか?

 

まず平屋の場合、洗濯機も干し場も取り込み場所も衣類の収納場所も

全て同じフロアになるので、その移動はかなり楽になります。

 

しかし、干し場が勝手口から出た場所だとしたら、

先程と同様に取り込む作業には手間がかかるし、

お隣さんやご近所さんと鉢合わせしてしまいます。

 

それゆえ、周りのお家との兼ね合いも考えつつ、

どこに干し場をつくるのかをよく考える必要があります。

 

つまり、お隣さんやご近所さんから見えない場所に干し場をつくるためには

どうしたらいいかを考えなければいけないというわけですね。

 

これさえ出来れば、家事動線なんて気にしながら

家を建てる必要がなくなります。

 

平屋だとそもそも移動が水平だけだし、その距離もほんのわずかだからです。

また、すべての部屋と収納が同じフロアにあるので、

それぞれの部屋と収納をフル活用しやすいからです。

 

ということで、

「家事動線がいい家にしたい」とお考えであれば、

そもそも2階建てありきで家を考えないようにしてください。

 

とはいえ平屋の場合はプライバシーが担保されてないと、

2階建て以上に居心地が悪くなっちゃうかもしれないので、

あくまでその点には要注意ですけどね・・・

 

それでは、、、

 

 

9/20㈫家づくりと資産形成の両立~家づくりに関する豆知識~

 

いま巷では資産形成が必要だと言われていますが、

その理由は、大きく分けると以下の2つに集約されています。

 

まず1つ目の理由が、

勤労収入が減る一方で私たちの負担は増えていること。

そしてもう1つの理由が、

銀行に預金していても全くお金が増えないことです。

 

そんなわけで、これから家を建てる方はもちろん、誰もがコツコツと資産形成をしていく

必要があるというわけですね。

「銀行への預金」ではなく「積立投資」という手段を使って、です。

 

こんにちは。

 eguken myhome studio 江口 です。

 

では今回は、この2つの理由について

もう少し深くお伝えした上で、具体的にどうすべきかについて考えていきたいと思いますので、

どうぞ最後までお付き合いいただければと思います。

 

✔️可処分所得が減っているという現実

 

資本主義国家であるにもかかわらず、残念ながら日本はアメリカのように

右肩上がりで経済が成長しておらず、結果、給料が全くと言っていいほど上がっていません。

 

実際、国税庁が発表している「民間給与実態統計調査書」によると、

サラリーマンの平均給与は、

1997年の467万円をピークに下降の一途をたどり、

2018年では441万円まで下がっています。

 

一方で昨年財務省が発表した国民負担率は、

(税金、年金、健康保険などの社会保険料の負担の割合)

44.6%と過去最高水準となっており、

かつ、恐ろしいことにこの数値は年々更新されていっています。

 

その上、消費税も増税されたため、社会保険に加えて日々の生活の負担も

確実に重くなってきていますしね。

 

このように、家計の収支バランスは年々悪化していっており、

可処分所得(自分たちが自由に使えるお金)がどんどん減っていっているという状況が現在の日本です。

 

✔️どん底状態に沈んだ金利

 

そして、経済が成長していないことで引き起こっていることが銀行の預金金利の低下です。

おそらく銀行にお金を預けていても全く増えないことは周知の事実かと思いますが、

その数値たるや絶望的な状況です。

 

具体的な話をすれば、リーマンショック前の200712月の

定期預金金利は0.4%普通預金金利は0.198% だったのに対し、

現在の定期預金金利は0.002%普通預金金利は0.001%となっており、

現在、銀行に1000万円貯金したとしても、金利が高い方の定期預金でさえ、

年間でわずか200円しかお金が増えない

(そこから税金が引かれるので実際は160円)という状況ですね。

 

しかし、分かっていながらその手段を選択しているのは、

「貯蓄=銀行」という選択肢しか知らないから,

あるいは「増えないけど減りもしないからいいや」

というマインドではないでしょうか?

 

預金一択では資金がもたない

 

そんなこんなで、私たちは生活していくために

共働きをし続けるという選択肢を取るしかないわけですが、

この考え方には、仮に健康や介護などを理由に

どちらか一方が労働から離脱するようなことになれば、

その状況は一変してしまうという脆弱性が潜んでいます。

 

それゆえ、銀行への預金一択ではなく、保険というリスクヘッジもうまく使いつつ、

同時に「積立投資」をしていくべきだというのが個人的な意見です。

 

そして「積立投資」をするにあたりその手段として選ぶべきことが2つ。

1つは「個人型確定拠出年金iDeCo」です。

奥さんも扶養の範囲をはみ出して働いているとしたら、

夫婦そろって加入していただくといいと思います。

 

理由は、積立によって年金の上乗せ分が貯まっていくため、

間違いなく老後資金の足しになること、

そして、積立資金が全額所得控除の対象になることです。

つまり、年末調整で返ってくるお金が増えるということですね。 

 

もう1つは「つみたてNISA」です。

これには問答無用で夫婦そろって加入すべだと思っています。

出来れば夫婦それぞれ毎月33,333円ずつ、です。

理由は、ドルコスト平均法による積立投資は、

年度によるものの毎年平均8%ずつお金が増えていっており、

その結果「つみたてNISA」が満期になる20年後には

預けたお金が2倍〜3倍ほどになっている可能性が高いからです。

つまり、20年間で満額800万円を預けることが出来れば、

その資金が1600万円〜2400万円に

なるかもしれないというわけですね。

 

そう考えると、銀行預金並みに全くお金が増えない

「学資保険」にお金を預けることも馬鹿らしいと思いませんか?

奨学金というローンを子供たちに背負わせる

必要だってなくなるかもしれないですしね。

 

いかがですか?

 

結論を申し上げると、

まずは可能な限り夫婦そろって働き続けること。

そして、その上で先程お伝えした2つの積立投資を夫婦そろってやり続けること。

この2つがこれからの時代には必要不可欠だというのが個人的な意見です。

 

そして、これを実現するために、無駄な保険は見直すべきだし、

保険以外の固定費も可能な限り抑えるべきです。車や家にかけるお金ですね。

 

というわけで、車も家も豊かな暮らしには欠かせない大切なものですが、

その費用の掛け方までよく考えた上で、買い物をしなければいけないということもまた

覚えておいていただければと思います。

 それでは..

 

9/15(木)電気料金の今後と家づくりと~家づくりに関する豆知識~

 

東日本大震災をきっかけに原発が停止となったことで

さらに火力発電比率が高まり、発電に必要なLNG(液化天然ガス)や

石炭などの燃料費が増大しました。

 

また、それと同時に、太陽光発電を代表とする

再生可能エネルギーの普及が進み、再エネ賦課金が導入されたことで、

電気料金が上昇しました。

 

そして今後、脱炭素の流れが進むことで、

さらに再生可能エネルギー比率が

高まることが予想されることから、

電気料金は引き続き値上がりの一途をたどると言われています。

その上昇率たるや年間3%ずつだとか・・

 

こんにちは。

eguken myhome studio 江口です。

 

つまり、この上昇率を維持したままだと、

電気料金は、24年後にはざっと現在の2倍になるということです。

仮に現在の電気代が約10,000円だとしたら、

24年後は、同じ条件で電気を使った場合、

電気代が約20,000円になるということですね。

 

以下、計算結果です

10,000×1.03=10,300(1年後)

10,300×1.03=10,609(2年後)

10,609×1.03=10,927(3年後)

10,927×1.03=11,255(4年後)

11,255×1.03=11,593(5年後)

11,593×1.03=11,940(6年後)

11,940×1.03=12,299(7年後)

12,299×1.03=12,668(8年後)

12,668×1.03=13,048(9年後)

13,048×1.03=13,439(10年後)

〜途中(11年後〜20年後)省略〜

18,061×1.03=18,603(21年後)

18,603×1.03=19,161(22年後)

19,161×1.03=19,736(23年後)

19,736×1.03=20,328(24年後)

 

もし、ホントにこうなるんだとしたら、この積み重ねは将来の暮らしを

かなり圧迫しかねないので、家づくりをする時には、

そうなる将来に対して何らかの対策をしなくてはいけません。

 

太陽光発電の賛否両論

 

高騰する電気料金への対策として、もっとも争点となるのが、

太陽光発電を設置するか否かということです。

 

ネガティブな意見にフォーカスすると、

買取金額が下がって元が取れないからダメだとか、

パワコンが途中で壊れてその交換代がいるからダメだとか、

産業廃棄物だから廃棄処分に莫大な費用がかかるからダメだとか、

言われていますからね。

 

また、四季があり雨も多い日本は、そもそも太陽光発電に適した国じゃない

という意見もあるし、発電しない夜の電気料金を賄うには、蓄電池が必要なのですが、

それも、まだまだ費用が高く、かつスペックも発展途上状態なので、

そういったことも設置に後ろ向きになってしまう

確固たる意見であることも事実です。

 

で、どっちがいいの???

 

というわけで、ここからは

僕の意見をお伝えしていきたいと思います。

僕自身は、建てる方にも太陽光発電の設置をオススメしているし、

実際、自分の家にも設置しています。

 

人に薦めるからには、

まず自分で試すことが大切ですからね。

これは太陽光発電だけに限らず、iDeCoやつみたてNISAに関してもですけどね。

 

で、太陽光発電設置に賛成である理由は、メチャクチャ単純で、

冒頭でお伝えさせていただいた通り、確実に電気料金が上がっていくからです。

 

つまり、太陽光発電設置に投資した費用を

買取金額の収入で回収していくという考えじゃなく、

高騰していく電気を買わないようにするために

太陽光発電の設置をオススメしている

というわけですね。

 

蓄電池に関しては、僕も設置していないので、

現在はまだなんとも言えませんが、遅かれ早かれ将来的には設置すると思います。

太陽光発電は夜100%発電しないので、蓄電池が必要なのは明らかですからね。

 

で、昼も夜も、自給自足で暮らしていければ

生涯ずっとランニングコストとなる

電気料金に一喜一憂する必要もなくなるし、

地震や災害などで停電になった時も、

あたふたする必要もなくなるというわけですね。

 

ということで、

近年、多発している自然災害や今後の電気料金の高騰に備えるため、

そして大地震が起こった時のライフライン停止による混乱に備えるためにも、

ぜひ前向きに太陽光発電の設置を検討いただければと思います。

 

現在は初期費用なしで設置出来るので、

廃棄問題や気候的な問題に対する賛否両論、

様々な意見はあるとは思いますが、

個人的には設置しておいた方がいいと思っているので

一つの意見として参考にしてもらえたらと思います。

 

それでは、、、

 

 

9/12(月)家を建てることによる節税効果~家づくりに関する豆知識~

 

家を建てると年末時点の借入残高の0.7%を上限に13年間納めた所得税を還付してくれます。

かつ、所得税だけで控除しきれなかった分は、住民税から控除してくれます。

 

この制度のことを「住宅ローン控除」と呼ぶのですが、

この制度は非常に大きな節税効果があるので、今回は、その概要について

簡単にお伝えさせていただくと同時に、

その効果について、数字を当てはめて考えていきたいと思います。

 

こんにちは。

eguken myhome studio 江口です。

 

まず、住宅ローン控除を利用するためには、10年以上住宅ローンを組まないといけません。

そして、基本的には金融機関にて住宅ローンを借りなければいけません。

(親からの借り入れは

(会社からの借り入れは金利が0.2%以上必要)

 

また、この制度は別荘や貸家などには適用されず、自宅であることが必須条件となっており、

かつ、床面積が50㎡(約15坪)以上で、店舗併用住宅にする場合は、

住居部分の床面積が全体の半分以上ないといけません。

 

まっ、簡単に言ってしまうと、銀行からお金を借りて家を建てる人は

ほぼほぼみんなこの制度が適用になるということですね。

 

実際の節税効果はどんなものなのか?

 

では、ここからは実際の節税効果を数字を当てはめてお伝えしていきたいと思います。

 

では年収500万円の方が、

(手取り金額だと毎月27万円で

ボーナスが71万円ぐらいのイメージです)

銀行にて35年返済で2800万円借りた

と仮定して考えていきたいと思います。

 

分かりやすく、

13年間ずっと所得金額が同じであり、

初年度の年末時点の借入残高が2720万円で、

毎年80万円ずつ借入残高が減っていくと仮定し、

数字を当てはめて考えていきたいと思います。

 

この試算をするにあたって、まず知っておくべきことは、

納めている所得税と住民税の額です。

 

年収500万円の方の場合だと、

所得税が年間約15万円で、住民税が年間約26万円

といった感じですね。

 

所得税にせよ、住民税にせよ、給与明細書に金額が

記載されているはずなので、一度ご確認いただけたらと思います。

(所得税の額は年末か年始に会社から渡される源泉徴収書にも記載されています)

 

では、いざ計算してみましょう!

 

1年目は、年末借入残高が

2720万円なので、

その0.7%である19.04万円が

控除の上限ということになります。

なので、まずは19.04万円から

納めた所得税15万円を差し引きます。

 

となると、控除枠として残っている金額が4.04万円となるのですが、

続いてこれが住民税から差し引かれます。

 

つまり、上限いっぱいの19.04万円を

全て使い切ったというわけですね。

(住民税は上限が13.65万円と決まっており、

これを超える金額は控除対象にならないので、

その点も覚えておいてください)

 

では、2年目はどうでしょうか?

2年目の借入残高は80万円減って、

2640万円となるので、

その0.7%である18.48万円が控除の

上限いっぱいということですね。

 

なので、18.48万円から納めた所得税15万円を差し引き、

残りの3.48万円を住民税から差し引きます。

 

そして、3年目以降も

同じように計算していってみると、

19.04万円+18.48万円+17.92万円

17.36万円+16.8万円+16.24万円

15.68万円+15.12万円+14.56万円

14万円+13.44万円+12.88万円

12.32万円=203.84万となり、

要するに、家を建てたことによって203.84万円も節税出来たということになります。

 

もちろん、銀行からお金を借りていてその分利息がかかっているので、

単純にそれだけお金が増えたというわけでもないんですけどね。

 

でも、このお金を貯蓄や投資に回すことが出来る

と考えるとかなり大きいですよね。

 

お金のことも勉強することが大事

 

ただ、この住宅ローン控除によって

納めた所得税はほぼほぼ全額返ってきているものの、

ぶっちゃけ住民税からの控除はそれほど受けられていません。

 

ゆえ、個人的には、

iDeCoと呼ばれる私的年金をかけつつ、

ふるさと納税も積極的に行うことをオススメしています。

 

理由は、この2つも

住宅ローンほどではないにせよ、なかなかな節税効果があるからです。

 

つまり、この2つに取り組むことによって

節税効果があまり及んでいなかった住民税の

控除枠ももっと使いましょう、ということですね。

 

これらに関しての詳しい話は、

会社にお越しいただいたときにお話しするとして、

要は、家づくりをするタイミングでは、家のことだけじゃなくお金のことも

しっかり勉強しておくことが大切だということなので、

こういった制度はもちろん、現在の固定費の無駄などもしっかり見直しながら

家づくりを行なっていただければと思います。

 

それでは、、、

 

 

9/8(木)固定資産税について~家づくりに関する豆知識~

 

土地・建物を所有すると、管轄の市町村に「固定資産税」を納付しなければいけません。

(毎年45月に納付書が届き、一括で支払うか分割で支払うかを選択出来ます)

 

ゆえ、たとえ家賃と同じ金額で住宅ローンの返済を組めたとしても、

それは決して家賃並みの支払いで家を持てたわけではないので、

まずはその点に注意しなければいけません。

 

これに加えて、火災保険の金額も賃貸の時よりも高くなるし、

家を所有すれば維持管理費用も必要になるわけですしね。

 

こんにちは。

eguken myhome studio 江口です。

 

さて。今回は固定資産税について、お伝えしていきたいと思います。

 

結論から申し上げると、土地も家も必要以上に大きくすると、

固定資産税が高くなるだけなので、なるべく小さくすることを心がけながら

家を建てるようにしてください。

 

面積が広くなればその分高くなるのはもちろんのこと、

軽減措置の幅も小さくなり、その分、税額が割高になってしまうからです。

 

トイレや洗面といった設備品が増えただけでも、

固定資産税は高くなってしまいますしね。

 

基本的な内容

 

では、まずは固定資産税の基本的な内容からお伝えしていきたいと思います。

 

固定資産税の税率は、各市町村によって若干異なる場合はあるものの、

基本的には1.4%となっており、国が定める評価基準に基づいて

算出した評価額から課税標準額を算出し、

これに1.4%を乗じた金額が固定資産税となります。

 

(*●●市は、固定資産税とは別に、都市計画税(評価額の●.●●●%)がかかるため、

●●市に住む方は、税金が割高になるということも覚えておいてください!)

 

そして、この評価額は土地・建物それぞれ3年に一度見直されるのですが、

土地に関しては、経年変化によって価値が減少するものではないため、

地価の上下によって価格が修正されるのに対し、建物に関しては、経年変化によって

価値が減少していくため、固定資産税も下がっていくものだと

把握しておいていただくといいと思います。

 

新築住宅の特例制度

 

土地の評価額は、国税庁が発表している「路線価」に

土地の面積を乗じた金額なんですが、土地に関しては、建物が建っていれば、

200㎡(=約60坪)以下の部分に関しては、課税基準額が評価額の6分の1になり、

200㎡(=約60坪)を超える部分に関しては、課税標準額が評価額の3分の1になる

という特例措置があります。

(*注:建物が建っている限りずっと、です)

 

また、新築住宅の建物に関しては、

当初の3年間(長期優良住宅は5年間)に限り、

課税標準額が評価額の2分の1になると

いう特例措置があります。

(*注:当初年度以降はありません)

 

とはいえ、建物の軽減措置に関しては、120㎡以内の部分に限るため、

これを超える部分に関しては、通常通りの評価額で計算されるので、

この点にも注意しながら家を建てることも1つのポイントとなります。

 

では、具体的に計算していってみますね。

例えば、300㎡の土地を購入したとしましょう。

となると、200㎡までは

課税標準額が評価額の6分の1となり、

残りの100㎡が3分の1になります。

 

そして、課税標準額が

1㎡あたり3万円だと仮定すると、

200㎡までに関しては、

3万円×200×6分の1100万円となり、

残りの100㎡に関しては、

3万円×100×3分の1100万円となり、

これらに1.4%を乗じた、

28,000円が固定資産税ということになります。

 

一方、同じ場所で購入する土地の面積を200㎡にすると、

固定資産税の金額が半分となります。

 

それゆえ、購入する土地の面積は

200㎡以下にすることが、ランニングコストとなる

固定資産税の負担を減らすためには、

欠かせない要素となります。

 

建物に関しても、120㎡以下に抑えておくことを

意識していただくといいと思います。

 

当初3年間の税額を少しでも抑えることが出来ると同時に、

家が小さくなればその分固定資産税も確実に安くなるからです。

 

では、建物の固定資産税をざっと計算してみますが、

建物の課税標準額に関しては、計算方法がけっこう複雑なので、

ざっと購入価格の70%ぐらいで計算するといいと言われています。

 

購入価格が2000万円だとしたら、

2000万円×70×2分の1×1.4%=98,000

が当初3年間の建物の固定資産税という感じで、

数年後、建物の課税標準額が20%減になったとしたら、

2000万円×70×80×1.4%=123,300

が、その時の建物の固定資産税になるという感じですね。

(建てると分かりますが実際はもっと安いと思います)

 

いかがでしたか?

 

固定資産税は、土地・建物を所有している限り

ずっとかかり続けるランニングコストです。

なので、この費用も考慮した上で

毎月の返済額を算出すること、

そして、この支払いの負担を少しでも小さくするために、

購入する土地と建物を出来るだけ小さくすることを

心がけていただければと思います。

 

それでは、、、

 

 

9/6㈫家づくりの税金について~家づくりに関する豆知識~

 

家を所有すると2つの税金が掛かります。

1つは「不動産取得税」で、

もう1つが「固定資産税」です。

(●●市は固定資産税に加えて都市計画税もかかります)

 

いずれも地方税と呼ばれる税金で、不動産取得税は、土地・建物を

取得した時だけに掛かる●●県に払う税金であり、

固定資産税は、土地・建物を所有している限りずっと掛かり続ける

各市町村に払う税金ですね。

 

こんにちわ。

eguken myhome studio 江口です。

 

では今回は、あまり存在を知られていないというか、

いきなり納付書が届いて驚いてしまうことが多い

不動産取得税についてお伝えしたいと思います。

 

結論から先に申し上げると、

この税金は、新築マイホームの場合、よほど広い土地を買うとか、

よほど大きな家を建てない限りは、ゼロ円かあるいは微々たる金額です。

 

そんなこんなで、ついつい僕も説明し忘れてしまうんですが、

土地を買った数ヶ月後に、自宅に届いた身に覚えのない

税金の納付書を見て焦って連絡があるので、

これからも説明し忘れてもいけるように、

ぜひこの税金のことを覚えておいていただければと思います。

 

不動産取得税について

 

まず、この税金は土地・建物それぞれの

固定資産税評価額に対して、3%の税金が掛かると言われています。

(本来は4%のようなのですが、2024331日の取得までは

特例で3%のようです)

 

固定資産税評価額とは、各市町村が算定する

固定資産税の基準となる価格のことで、

実際の売買金額ではなく、土地の場合、時価の7割程度で、

建物の場合、時価の56割程度が目安だとされています。

 

つまり、実際の土地の価格が

1000万円だとしたら評価額は約700万円であり、

実際の建築費が2000万円だとしたら、

評価額は1000万円〜1200万円

だということですね。

 

でも、この不動産取得税は、新築マイホームを購入するにあたっては、

単純にこの評価額に先程の税率を掛けるのではなく、土地・建物いずれにも軽減措置があり、

それらを控除して計算するようになります。

 

土地の場合は、そもそも評価額の2分の1

課税標準額になっている上に、

A:45,000

B:土地1㎡あたりの価格×2分の1

×住宅の床面積の2×税率(3%)

(*住宅の床面積は200㎡が限界)

ABのいずれか高い方が税額から控除されるし、

建物の場合は、

評価額から1200万円が控除される感じですね。

 

こうやって文字で見ると、もう嫌になっちゃうでしょ?

まどろっこしいというか、読んでいると面倒くさくなっちゃう

気持ちはよく分かります(笑)

 

ということで、

メチャクチャ分かりやすく

200㎡(約60坪)の土地を1000万円で購入

100㎡(約30坪)の家を2000万円で建築したとして

計算していってみますね。

 

この場合、土地の評価額は700万円となり、

建物の評価額は1200万円となります。

1000万円〜1200万円の間ぐらいです)

 

では税額はどうなるのかというと、

土地→700万円×2分の1×3-105,000円=0

建物1200万円-1200万円)×3%=0

というわけですね。

 

土地の中の105,000円の計算式は、

700万円÷200×2分の1×100×2×3%ですね。

 

というわけで、よほど広い土地を買うとか、

よほどドデカイ家にしない限りは、

ほぼほぼ不動産取得税はかからない

(かかっても知れている)

ということを覚えておいてもらえたらと思います。

 

いらないものだという認識があるがゆえに、

僕も説明をよく忘れてしまうんで(笑)

 

とはいえ、土地の不動産取得税の軽減措置は、

家が建っていることが前提であるため、

まだ家が建ってない状態だと

軽減措置がなされていない納付書が

どうしても先に届いてしまうので、

その時は一旦納付して、家が出来た後に還付してもらうか、

あるいは納付先である税事務所に連絡して

指定の書類を持っていくことで、免除してもらうかのいずれかを

選択していただくようになるので、それも一緒に覚えておいてください!

 

それでは、、、

 

 

9/1(木)60坪の土地に建つ家~家づくりに関する豆知識~

 

土地の固定資産税評価額は、

200㎡(約60坪)までは6分の1なのに対し、

200㎡を超える部分は、3分の1となっています。

 

つまり60坪を超えてしまうと、超えてしまった部分に関しては

固定資産税が倍に跳ね上がってしまうというわけですね。

 

仮に、土地の評価額が

坪あたり15万円の土地が100坪あるとしたら、

15万円×60÷6=1,500,000

15万円×40÷32,000,000

となるって感じです。

 

つまり、60坪以上の土地は固定資産税が割高になってしまうので、

この観点からしても、土地を購入する目安としては

60坪を最大とすることをオススメしています。

 

こんにちわ

eguken myhome studio 江口です。

 

ということで、今回はそんな60坪の土地には

一体どんな家が建つのかについてお伝えしていきたいと思います。

 

これまで同様に、

「家の周囲には約10坪の余白が必要だ」と、

「車1台につき約4.5坪必要だ」という

2つの前提条件をベースとして、一緒に考えていきたいと思います。

 

車を4台置きたい場合

 

この場合、駐車スペースには、4.5×4台=18坪が必要となり、

これに加えて家の周囲の余白が10坪必要となるので、

合わせて28坪が家以外に必要だということになります。

 

そして60坪から28坪を差し引いた、残り32坪を家に使うことが出来ます。

帖数に換算すると64帖ですね。

 

では、これまで同様に、

玄関ポーチに1帖、玄関に1帖、

玄関ホールに1帖、LDK16帖、

トイレ、洗面にそれぞれ1帖ずつ、

脱衣、風呂にそれぞれ2帖ずつ、

必要だと仮定して、

残りの39帖をどうつくるのかを

考えていってみましょう。

(もちろん平屋1本で考えていくので今回も階段を省きます!)

 

まず寝室に6帖、

そして寝室のクローゼットに3帖とり、

次に、子供部屋を4.5帖ずつ2室と

クローゼットとして合計1.5帖とるとしたら、

残りは19.5帖となります。

 

続いて、玄関収納に2帖とり、

パントリー収納に4帖とるとします。

となると、残りは13.5帖となるのですが、

ここから仮に中庭を7.5帖つくったとしても、

まだ6帖ものスペースを何かに使うことが出来ます。

 

畳コーナーをつくりつつご主人の書斎をつくるとか、あるいは、畳コーナーや書斎がいらないのであれば、

その分、納戸(収納)をつくるとか、いつも室内干しされるのであれば脱衣室を広げるとか、

といった感じですね。

 

かなり、フレキシブルに間取りを考えることが出来そうですよね。

 

大切なコトは広く買い過ぎないコト

 

このように、60坪広さがあれば、ゆったりとした平屋を建てることが出来るし、

置く車の台数がもっと少なくていいのであれば、さらに広々とした平屋を建てることも出来ます。

 

ゆえ、そもそも地域的にもっと広い土地しか売ってない場合は

仕方がありませんが、そうじゃない場合は、たとえ平屋を建てる場合でも、

これ以上の広さの土地を購入する必要はありません。

 

理由は、そもそも土地購入費用が高くなってしまうから。

そして、土地が広くなり余白が出来れば、外構工事費用が高くなってしまうから。

さらに、冒頭でもお伝えしたように、土地にかかる固定資産税が

高くなってしまうから、です。

 

つまり、イニシャルコストが高くなると同時に、ランニングコストまで高くなってしまい、

あなたに掛かる負担が大きくなるからですね。

 

また、それと同時に庭の維持管理にも余分な手間と余分なコストが

かかってしまうだけですしね。

 

ということで、少しでも広く土地を買いたいという気持ちも分かりますが、

やみくもに広い土地を買わないように気をつけていただければと思います。

 

家づくりを無理のない予算で行うためには、

土地や外構工事の費用をいかに抑えられるかも、

家の費用をいかに抑えられるかと同じくらい大切なことですからね。

 

土地探しは、予算とどんな家が建てたいのかを知ってから

始めても決して遅くないので、焦ってフライングしないように

気をつけてくださいね!

 

それでは、、、