2022年06月

6/30(木)間取りとコストの相関関係 続編 ~家づくりに関する豆知識~

 

こんにちは。

eguken myhome studio江口です。

 

さて、前回の記事では、より生活に密着した視点で間取りを考えれば、

イニシャルコストを抑えながら、いい家を建てることが出来る

というお話をさせていただきましたが、イニシャルコストが抑えられれば、

同時に維持費(ランニングコスト)も抑えられるようになるので、

今回はそのコトについてお伝えしていきたいと思います。

 

例えば、弊社では快適性をより高めるために、空気の流れを遮断してしまう廊下をカットしつつ、

部屋数や部屋の広さを見直すことによって、出来るだけ家をコンパクトにしています。

 

こうすることにより、家全体に空気が循環しやすくなり、

より冷暖房効果が高くなるからです。

 

また、同時に最小限の窓で、明るさと開放感を実現することを意識しているのですが、

こうすることによって自然と断熱性能も高くなります。単純に、窓よりも壁の方が断熱性能に優れているからです。

 

そして、これらの工夫によって、面積や部材にかかるコストを抑え、

結果、イニシャルコストを抑えると共に、継続してかかり続ける冷暖房コストも

抑えるようにしているというわけですね。

 

さらに、家がコンパクトになれば、多少ではありますが固定資産税も安くなるし、

家がコンパクトになった分、土地もコンパクトに出来るとも考えられますよね?

 

となれば、土地の固定資産税も多少なりとも安くなるし、

土地がコンパクトになればその分外構工事費用も抑えられるし、

かつ庭の維持管理の手間も抑えることが出来るようになります。

 

目を背けがちなコストのことも考えておく

 

家を所有することによる代表的なランニングコストとして、

光熱費と固定資産税について、まずはお伝えさせていただいたのですが、

ここからは、「メンテナンスコスト」についてお伝えしていきたいと思います。

 

これも、家を維持していく上でとっても大切なランニングコストですからね。

 

弊社では、このメンテナンスコストを出来るだけ抑えられるように

2つのコトを意識しながら家づくりを行っています。

 

まず1つ目が「平屋」にすることです。平屋にすれば、

外壁を塗り替えする時の足場代をカット出来るし、

平屋は、2階建てより屋根面積は大きくなるものの、

屋根よりも圧倒的に面積が広い外壁が、2階建てよりも小さくなるため、

その分、塗装代を抑えられるからです。

 

つまり、外部の塗り替えにかかるコストを、

安く抑えることが出来るというわけですね。

 

持ち続けている以上、おそらく23回は塗り替え工事を

しないといけないでしょうから、積み重ねを考えると

けっこうバカになりませんからね。

 

そして、2つ目の工夫が、家の正面から汚れの原因となる部材を

なくしているということです。

窓、換気扇、エアコンのダクトカバー、室外機、給湯器、といった部材を、です。

 

これらが正面になくてもいいように、間取りを考えることが出来れば、

家の正面を汚す原因がなくなります。

 

結果、いつも目にする正面が汚れにくくなり、

汚れが目立たない状態が維持出来れば、塗り替えの周期を少しでも

長くとることが出来るようになります。

 

いかがでしたか?

 

このように弊社では、家づくりのイニシャルコストを抑えると同時に、

ランニングコストも抑えることを意識しながら、間取りや外観を提案させていただいています。

 

ということで、

デザインはもちろんのことこういった点にも着目していただきながら、

弊社の家をご覧になってみてくださいね。

 

それでは、、、

 

 

6/27(月)間取りとコストの相関関係 ~家づくりに関する豆知識~

 

何に重きを置いて家づくりをするのかと、

それを実現するための手段は、「十人十色」だと思いますが、

住宅会社もまた何に重きを置いて家づくりをしているのかと、

それを実現するための手段は「十社十色」です。

 

例えば、耐震に関する考え方一つをとっても、

耐震性をよくするということは、共通言語ではあるものの、

それを実現するための手段は会社によって異なります。

 

また、快適な家をつくるということも、共通言語ではあるものの、

それを実現するための手段は会社によって異なります。

 

こんにちは

eguken myhome studio 江口です。

 

ということで今回は、弊社の家づくりに対する考え方を

ダイジェスト的にお伝えしていきたいと思います。

 

まず、耐震に対する考え方としては、「平屋」にすることをオススメしています。

平屋にすれば、上からの荷重が減り、台風などの強風に打たれた時、

トラックなどの重量車両が通った時、大きな地震が起こった時、

これら全ての振動による劣化を軽減出来るからです。

  

耐震等級3の取得時も、2階建てのように間取りに制約が出にくいため、

自由な間取りを実現しやすいというメリットもありますしね。

 

快適性に関しては、

「温熱環境」「プライバシー」「防犯性」「家事負担軽減」

4つが重要なポイントとなりますが、

その全てを間取りで解決するのが弊社の基本的なスタンスです。

 

間取りで解決することが、最も予算を抑えられる手段だからです。

 

「温熱環境」に関しては、いい断熱材を使いつつも

空気の流れを遮断する廊下をほぼなくすこと、

そして、部屋数や部屋の広さを見直すことで

家をコンパクトにし、冷暖房効率を高めるようにしています。

 

かつ、快適性を劣化させないために、

窓が減らせるような間取りづくりをしています。

窓がたくさんあると一見明るく開放的な家になるような気がしますが、

実際のところは、家の壁が減るため耐震性は劣化するし、

断熱性能も悪くなってしまうからです。

 

というわけで、最小限の窓で家全体に光が届けられるように

カーテンが必要のない窓と間取りづくりをすることによって

家の快適性を最大限に高めているというわけです。

プライバシー性の強化という点においても、です。

  

家が小さくなれば家の価格は安くなるし、窓が少なくなれば家の価格は安くなるし、

カーテンがいらなければ家の価格は安くなるので、コスト面でもメリットがありますしね。

 

防犯性に関しても、間取りで解決することが出来れば、

その分、余分な出費が必要なくなります。

 

外から見ただけで、間取りが分かる家にしなければ、

そもそも泥棒から狙われにくくなるし、

防犯対策のために、シャッターや目隠しや植栽をする必要がなくなるし、

セコムやアルソックなどのセキュリティー対策をする必要もなくなるからです。

 

家事負担の軽減に関しても、間取りでその多くを解決することが出来ます。

 

例えば、寝室と子供部屋を2階につくれば、自ずとリビングに荷物が集中し

片付けにくい家になってしまいますが、平屋を基本とすれば、自ずとみんなが

自分の荷物を自分の部屋に持って行きやすくなります。

 

また、収納は離れた場所にあるよりも近くにある方が使い勝手がいいと思いますが、

2階にたくさん収納をつくるより、1階にたくさん収納があった方が、

圧倒的に片付けやすいのも明白なことです。

 

洗濯物を干しに行くにしても、わざわざ2階に干しに行くよりは、

そのまま数歩歩いただけで干せた方が、圧倒的に楽チンだとは思いませんか?

その方が取り込みや片付けするにしても、圧倒的に楽チンなはずですしね。

 

このように弊社では、長く住み続けていくことになるお家を、

より生活に密着した視点で間取りを考えることによって、

余分な出費を増やさないようにしつつ、家づくりをするようにしています。

 

そして、この話は、家のイニシャルコストだけじゃなく、

後々のランニングコストにも影響してくるので、

次回は間取りとコストの相関関係「ランニングコスト編」について

お伝えしていきたいと思います。

 

それでは、、、

 

 

6/23(木)「土地がある」にも種類がある~家づくりに関する豆知識~

 

仮に実家に家を建てることが出来る土地があるとしたら、

そして、そこに住んでも、そう不便じゃないとしたら、

新たに土地を購入するのではなく、その土地を有効利用することを、まず考えてみても

いいのではないでしょうか?

 

ましてや、資金計画をした結果、土地を買うと確実にその後の暮らしが

しんどくなりそうだとしたら、なおのことそうすべきじゃないかと

個人的には思っています。

 

土地購入費用が丸々浮くとしたら、その分、別のことにお金を使うことが出来るからです。

子供の教育・進学資金とか、趣味・レジャー・旅行費用といった費用に、です。

 

こんにちは。

eguken myhome studio 江口です

 

まー、とは言っても、親の近くで住むかどうかということは、

単純にお金だけの問題ではないと思うので、無理なら無理で、割り切って

土地を買ってくださいね。

 

あくまで、買うか買わないかによって、金銭的な負担が減るという話なので、

そうすることで、心理的な負担がズドンと増えちゃいそうな方は、

今回は軽くスルーしていただいてもいいかもしれません(汗)

 

どんな土地かで話は変わってくる

 

では今回は、自分で土地を買わなくていいことを

前提として話を進めていきたいと思いますが、とはいえ、土地の状況次第によっては、

そうする意味がない場合もあったりします。

 

例えば、そもそも実家の近くの土地を

親御さんがあなたのために購入してくれたとしたら、

こんなラッキーなことはありませんよね。

 

その上、水道は引き込まれているわ、加入金も払わなくていいわ、

境界もちゃんとで出来ているわとかだと、なおのこと言うことありません。

全くお金がいらないわけですからね。

 

他方、倉庫や古い家が建っている土地を譲ってくれるとしたら、

まず、その建物を解体しないといけないし、水道がそのまま使えないとしたら、

新たに引き込み直さないといけません。

 

また、境界が傾いているとか、強度的に問題がある場合などは、

建て替えと同時にやり替えないといけません。

 

つまり、「土地を買わなくていい=土地に全くお金がかからない」

というわけではないということなので、

手放しで喜ぶのではなく、こういった付帯工事に、

多かれ少なかれお金がかかるということを

理解しておかないといけないというわけですね。

 

さらに、田舎の場合などは、家を建てるために田んぼや畑といった農地を

譲ってくれる場合がありますが、この場合は家を建てる敷地の広さに留意しないと

とんでもないことになってしまいます。

 

土地の造成費用は、土地が広くなればなるほどより高くなるからです。

とりわけ高いのが残土処分です。

(農地の場合、表土をすきとって別の種類の土を入れ直すため、

そのすきとった土の処分をしなければいけません)

 

また、残土処分費用だけじゃなく、新たに入れる土も、

体積が増せば増すほど高くなるのは当たり前だし、

土地の面積が広がれば、それに伴って隣地との境に新設する

境界壁も長くなってしまうため、その費用もより高くなってしまいます。

(最後の外構工事費用も、土地が広いほど高くなってしまいます)

 

この他、農地の場合は、水道が敷地に引き込まれてないため、

100%水道引込工事をしないといけないし、農地を宅地に変えるためには、

農地転用申請という許可申請を県や市に行わないといけないため、

その許可申請費用も別途で必要となります。

 

そして、これらを合わせると、近くの土地を買うのと変わらないか、

あるいは、買った方が安いなんてことも十分あり得るというわけなんですよね。

 

このように単純に土地があると言っても、その土地がどんな状況なのかによって、

かかる費用が大きく違ってくるので、そういった隠れた費用も

忘れず予算計上しするようにしてくださいね。

 

そして、その上で、家にかける予算を決めていただければと思います。

 

それでは、、、

 

 

 

6/20(月)バブル予算で考えていませんか?~家づくりに関する豆知識~

 

おはようございます。

eguken myhome studio 江口です。

 

さて今回は、家づくりの方向性と、お金(予算)の関係について

お伝えしていきたいと思います。

あくまで僕の個人的な意見ですが、しばしお付き合いいただければと思います。

 

で、僕の意見では、ご夫婦の職業や収入によるものの

家は奥さんの収入をあてにするのではなく、

ご主人の給料で払える範囲内で建てるのがベストです。

 

また、その際でもボーナス払いは使わずに、ベタローンで払える範囲内の

予算に抑えるべきです。

 

というのも、今回のコロナウイルスのような

不測の事態が起こった時、パートやアルバイトで働いている方は

真っ先に仕事を失う可能性が高く、そうなれば奥さんの収入を

あてにしつつ家を建てている方は、窮地に追い込まれてしまうからです。

 

また、企業の業績が落ち込んだ場合、確実にボーナスがカットされ、

この場合も一気に生活が苦しくなってしまうからです。

 

では、一体どれくらいの予算で家づくりをすればいいのか

という話になるのですが、

僕は、返済金額の上限が、毎月の手取り金額の30%だと考えています。

 

仮に手取りが25万円だとしたら、返済の上限が7.5万円だし、

手取り金額が20万円だとしたら、返済の上限が6万円だということですね。

 

本音で言うと、僕はこれを超えるのはまあまあ危険だと思っているので、

これを大幅に超える返済金額を提示してくる住宅会社があった場合は、

その根拠をお聞きした方がいいと思います。

 

それはさておき、

では、これくらいの返済金額で家を建てる場合、一体どれくらいの予算になるのでしょうか?

 

まず、毎月の返済金額が7.5万円だとしたら、銀行から借り入れ出来る金額は、

35年ローンで大体2650万円で、

30年ローンで大体2300万円です。

 

また、毎月の返済金額が6万円だとしたら、銀行から借り入れ出来る金額は、

35年ローンで大体2100万円で、

30年ローンで大体1850万円です。

 

そして、この金額にそれぞれ自己資金を足した金額が、

家づくりにかけるべき予算であるということになるのですが、

そう考えると、現実はなかなか厳しいものですよね?

 

自己資金の有無で方向性は変わる

 

ぶっちゃけ家づくりは、自己資金の有無とその度合いによって、

方向性がものすごく変わってきます。

 

例えば、銀行から2650万円借入しても問題なくて、

かつ、自己資金が500万〜1000万円ほどある方なら、

それなりに立地にこだわって土地を買って

家を建てることが出来ますが、

銀行から借り入れしていい金額が2100万円で

かつ自己資金がゼロである方の場合、

土地を買って家を建てるのは現実的な話じゃなくなってしまいます。

 

それゆえ、まずは資金計画によって

どうすべきかの方向性をよく考えることが大事だし、

可能であれば、後者の場合、土地を買わないという選択肢が

最も望ましいことは言うまでもありません。

 

とはいえ、土地がなければ、土地から買わざるを得ないのですが、

この場合、土地にかける予算と家にかける予算の両方を、

かなりシビアに考えなければいけません。

 

つまり、住む場所や土地の広さ、そして家の広さなどが限定されてくる

というわけですね。

 

ちょっと極端な例を出してしまいましたが、

僕は、ほとんどの方が、どちらかというと前者というよりは

後者に近いんじゃないかなと思うので、これから家を建てようとお考えの方は、

将来をかなりシビアに見積もりつつ家づくりをしていただければと思います。

 

そして、土地にかける予算や家にかける予算を、市場の当たり前に左右されることなく、

自分の予算に照らし合わせつつ真剣に考えるようにしてください。

 

建てた後に予算の失敗に気付いても、100%取り返しがつかないのが

家づくりの一番怖いところですから。

 

それでは、、、

 

 

6/16(木)見落としがちな隠れ費用~家づくりに関する豆知識~

 

あなたが平屋を建てたいとしたら、

でも少しでも予算を抑えながら建てたいとお考えだとしたら、

A:坪単価15万円の60坪の土地

B:坪単価5万円だけど120坪ある土地

どちらも立地的に申し分ない場合、この2つのどちらを選ぶでしょうか?

 

おはようございます。

eguken myhome studio 江口です。

 

さて今回は、土地の隠れた経費についてお伝えしていきたいと思います。

 

土地の隠れた経費は家の予算を大きく狂わせるし、

その後の暮らしにも響いてくる可能性もあるので、

ぜひ覚えておいてください。

 

この場合、

Aなら土地代に900万円、

Bなら土地代に600万円、

ということになるのですが、

土地は土地代だけで買えるものではなく、土地ごとに完成度にムラがあり、

その穴を埋めるためにその土地に応じて様々な工事が必要となります。

 

例えば、Aの土地は給排水のための費用や、境界のための費用が発生しないのに対し、

Bの土地は給排水のための費用も、境界のための費用も発生するとしたら、

状況は違ってきますよね?

 

仮に、水道を敷地に引き込むために、50万円別途で必要となり、

かつ、境界をつくるために、100万円別途で必要となるとしたら、

600万円の土地代に150万円が上乗せになってしまうことになります。

 

また、60坪の土地に平屋を建てる場合、外構工事は90万円もあれば出来ますが、

120坪となると、土地の余白が60坪も増えることになるため、

その分、工事費用がかさみ、さらに150万円ぐらい外構工事費用が

高くなってしまうかもしれません。

 

となると、トータルコストで考えるとどちらの土地を買っても、

かかる費用はトントンということになります。

900万円90万円=990万円

600万円50万円100万円240万円

990万円

という感じです。

 

ランニングコストと維持管理にも目を向ける

 

そして、もう一歩踏み込んで考えていただきたいのが、

ずっと維持していくためのコストです。

 

まず、土地を持つと必要となるのが固定資産税ですが、

固定資産税は200平方メートル(約60坪)までと、

それ以上とでは税金が倍違ってきます。

 

200平方メートルまでは、土地の評価が6分の1になるのに対し、

それを超えると3分の1になってしまうからです。

 

そしてこの結果、一生余分な税金を払っていかざるを

得なくなってしまいます。

 

仮に毎年20,000固定資産税が高くなってしまうとして、

今後60年生きるとしたら、合計120万円高くなるということですね。

 

また、土地を広く買ってしまうと、その分土地の維持管理にも

手間がかかることになります。

 

草抜きが大変なことはもちろんのこと、お金をかけて外構工事をすればするほど、

そのメンテに手間もかかれば、物によったらお金もかかることに

なるかもしれませんからね。

 

いかがですか?

 

分かりやすく説明させていただくために、だいぶ極端な例にしてしまいましたが

要は、土地は目に見えている費用だけで考えるのではなく、

目に見えない費用にも目を向けることが大切だ

ということなんですよね。

 

ということで、住もうと思っている地域が田舎で、

そもそも広い土地しかない場合は仕方ありませんが、

そうじゃない場合は、こういった点にも注意しながら

土地選びをしてくださいね!

 

それでは、、、

 

 

6/13(月)コストを下げつつ保険を充実させる方法~家づくりに関する豆知識~

 

地球温暖化の影響によって、昨今、自然災害による被害が日本各地で増えています。

 

そして、それに伴って大手損害保険会社が来年度より

保険料を大幅に値上げすることになったし、夏の豪雨による河川氾濫によって、

自治体のハザードマップに連動して保険料が決められるようになったのですが、

今後も、ますます火災保険料は値上がりしていくのではないでしょうか?

 

よほど急激に地球温暖化に歯止めがかからない限りは、です。

 

こんにちは。

eguken myhome studio 江口です。

 

さて今回は、家を建てると必ず加入しなければいけない

火災保険についてお伝えしていきますね。

 

これからの家づくりでは、保証を充実させつつも

保険料を抑える工夫が、欠かせないポイントになるので、

ぜひ参考にしてもらえたらと思います。

 

︎T構造 vs H構造

 

建物の構造は、大きく分けると耐火(T)構造と非耐火(H)構造の

2つになるのですが、どちらの構造になるかによって、

火災保険料は大きく異なります。

 

イメージ的には、非耐火構造を100とするならば、

耐火構造は40という感じですね。

つまり耐火は非耐火の60%オフってことです。

 

それゆえ、火災保険料を抑えるためには絶対に耐火構造にすべきなのですが、

基本的に非耐火構造である木造住宅を耐火にするためには、

「省令準耐火構造」という仕様にしなければいけません。

 

また、火災保険料は補償の範囲によっても差異が生じます。

水災まで網羅するか否か、建物だけじゃなく家財まで網羅するか否か、

といったところですね。

 

もちろん、近年の状況を踏まえると、たとえ水災の心配がない地域でも、

水災補償を外すことは出来ないし、

それと同時に、家財まで補償の範囲を広げておいた方がいいような気がするので、

そうなれば、なおのこと火災保険の負担を減らすためにも、

耐火構造にしておくことが必要不可欠なのではないでしょうか?

 

地震保険料にも影響する

 

さらに、いつ起こってもおかしくない地震に関しても、

保険をかけておきたいという方も多いと思いますが、

この地震保険に関しても、耐火と非耐火とでは、

火災保険同様に価格に大きな開きがあります。

 

それゆえ、絶対に耐火構造にすべきだし、地震保険も火災保険同様に

建物本体だけじゃなく家財まで入ることが出来るので、

耐火にすることで、大きな負担にならないのであれば、

そこまで網羅しておいてもいいかもしれません。

(建物より家財の方が、保険がおりやすいと言われているからです)

 

この他、地震保険に関しては、耐震等級によっても割引率が違ってくるので、

その点も考慮すれば、なおのこと保険料を

抑えることが出来るようになります。

 

これからのことを考えると、損害保険は、出来るだけ

充実させておいた方がいいのですが、

とはいえ、そうすることによって予算を圧迫し、

保険貧乏になってしまったのでは元も子もありません。

 

ですから、保険料が安くなる工夫をしつつ、家計の負担にならないように、

今後に備えていっていただければと思います。

 

保険も一生必要なランニングコストだし、あくまで、日々の暮らしと

気持ちにゆとりがあることが前提ですから。

 

それでは、、、

 

 

6/9(木)貯蓄の選択肢~家づくりに関する豆知識~

 

おはようございます。

eguken myhome studio 江口です。

  

さて今回は、度々このブログでお伝えしているiDeCoについて、

僕自身の個人的なレポートをしつつ、その内容をお伝えしていきたいと思います。

 

老後が長引くと同時に、年金も減ると言われている中、

私たちは想定される不足資金を自己責任で穴埋めしていく必要があり、

iDeCoはその役割を担う1つなので、自分事のように捉えつつ

読んでみてもらえたらと思います。

 

まず、私自身の近況報告からお伝えしますと、

僕自身は毎月●●●●●円ずつを●年●ヶ月前から掛け続けていて、

今のところ掛け金の合計額が、●●●●●●円となっています。

 

そして、その積立資金を投資信託に預けていっているのですが、

今日の時点では、掛け金が●.%(●●●●●円)増え、

合計金額が●●●●●円となっています。

 

まー、投資は長期的には確実に増えるものの、短期的には増えることもあれば減ることもあるので、

もしマイナスになったらと考えると、どうしても足がすくんでしまうかもしれませんが、

このiDecoに関しては、そのリスクをそんなに気にする必要がないので、

その理由についてここからはお伝えしていきますね。

 

︎iDeCoのメリットによってお金を増やす

 

では、1つ目のメリットですが、所得税と住民税が控除されるということです。

 

つまり、年末調整によって払った所得税がいくらか返ってくるし、

それと同時に翌年の住民税が安くなる、ということですね。

 

このメリットがあることによって、短期的にマイナスになるリスクに

敏感にならなくて済みます。

 

では、具体的に数字を当てはめてみましょう。僕の場合、所得税率が約●●%であり、

住民税率が約10%なんですが、これを掛け金に当てはめて計算してみると、

まず所得税が合計で約●●●●●円戻ってきていて、

かつ住民税が合計で約●●●●●円安くなっています。

  

そしてこの2つを合わせると約●●●●●●円も節税出来ている、

すなわちお金が増えているということになるんですよね。

 

なので、たとえ短期的にマイナスが出ていたとしても、

確実にそれ以上に節税出来ているので、

そんなに気にすることはないってわけですね。

  

では、続いてのメリットですが、これはiDeCoの運用がプラスになった場合

通常かかる約20%の税金が一切かからないということです。

つまり増えた分が「丸儲け」というわけですね。

 

一般的に金融商品には、増えたお金に対して約20%の税金が取られますからね。

銀行にお金を預けていて利息によってお金が増えた場合にせよ、

株や投資信託などの金額が増えた場合にせよ、

貯蓄性の生命保険に預けることによって増えた場合にせよ、

いずれの場合でも絶対に、です。

  

では、この2つのメリットを踏まえながらこの先を妄想していってみますね。

 

iDeCo60歳まで掛けられるので、

そこまで掛け続けていった場合、後●●年と●ヶ月掛けられるので、

私の掛け金合計額は●●●●●●●円です。

 

そして、これに,節税分が加わるので、

●●●●●●●円×.●=●●●●●●●円となります。

(所得税と住民税を合わせると●●%なので)

ここまでは、現実的な計算ですね。

 

では、ここからはあくまで妄想なんですが、

さらに運用によってお金が2倍に増えるとしましょう。

 

となると、さらに●●●●●●●円もの

お金が増えることになるんですが、

これも約20%の税金が引かれないわけなので、

その分丸々増えることになりますよね。

 

まー、こう上手くいくかどうかは分からないんですが、

逆に言うともっと上手くいく可能性もあるので、

僕自身は基本的にこのiDeCoには

加入しておいた方がいいと思っています。

 

なので、まずはこういった老後に向けての資産形成のための積立資金が捻出出来るように、

無駄な生命保険の見直しや、家に掛ける予算の見直しから

始めてみていただければと思います。

 

豊かな暮らしのために、今のうちから「コツコツ」やっていきましょう!

 

それでは、、、

 

 

6/6(月)住宅ローン経費について~家づくりに関する豆知識~

 

住宅ローンには変動金利と固定金利がありますが、

いずれを選ぶのかによって最初にかかる手数料が大きく異なります。

 

また、固定金利の中には住宅金融支援機構のフラット35

という商品があるのですが、この商品と銀行の固定金利商品とでは

経費の見方が異なるので、その点にも注意しながら

資金計画をしないといけません。

 

こんにちは。

eguken myohome studio 江口です。

 

さて今回は、

変動金利と固定金利では異なる住宅ローン経費について

お伝えしていきたいと思います。

 

変動金利を選ぶ場合、最初にかかる手数料は

保証会社に支払う事務手数料とローンの契約書(金銭消費貸借契約書)

に貼る収入印紙代だけです。

(保証料という経費もかかるのですが、基本、この費用は金利に上乗せとなります)

 

つまり、具体的には税別で35万円ぐらいの

保証会社事務手数料と、2万円の収入印紙代がかかる

という感じですね。

 

一方、固定金利の場合、保証会社事務手数料と収入印紙代に加えて

税別で借り入れ金額の2%の融資手数料がかかるようになります。

(銀行によって多少の差異はあります)

 

つまり、固定金利を選ぶ場合は、変動金利よりも余分に経費がかかるので、

その分、土地や家にかける予算を減らすか、あるいは、家づくりの総予算を増やすか、

のいずれかを選択しなければいけないというわけですね。

 

あくまで銀行で住宅ローンを借りようとお考えの方は、

ここまで知っておいていただければ十分だと思いますが、補足としては、

銀行で住宅ローンを借りる場合は最初に融資を実行した時から、

利息の支払いが発生するので、家が完成するまでは、

家賃の支払いと利息の支払いが重なるということも理解しておいてください。

 

フラット35の必要経費

 

では、ここからはフラット35で必要となる経費について

お伝えしていきます。

 

まずフラット35の場合、融資手数料とローンの契約書に貼る

収入印紙代は必要となりますが、保証会社にまつわる経費が一切かかりません。

 

つまり保証会社事務手数料も必要なければ、金利に上乗せとなる保証料も

必要ないということですね。

 

ただ、フラット35の場合、これらとは別に、

「つなぎ融資の手数料」と「つなぎ融資の金利」という

経費がかかることになります。

 

というのも、フラット35の場合、住宅金融支援機構から

融資が実行されるのが、家が完成してからとなるため、

それまでに必要となる費用は、(土地代、着工金、中間金です)

窓口となる金融機関が立替融資するようになっているからです。

 

この結果、フラット35の場合は、銀行でお金を借りた時のように

家賃を支払いながら利息を支払う必要はなくなるのですが、

つなぎ融資の手数料と金利の合計額を、フラット35の融資実行時に

(家が完成した時)

まとめて差し引かれるようになるので、これらも、他の経費とともに、

予算計上しておく必要があるんですよね。

 

そこそこの費用が必要となるので、25万円〜35万円ぐらいかな?)

資金計画の時にこの経費を計上し忘れていると、

後から予算が狂って大変なことになってしまいますからね。

 

なので、フラット35を選ぶ場合は、

この経費を忘れず予算計上していただければと思います。

 

そして、家づくりの経費は、11つの項目が、

それなりに大きな金額となるので、見落としがないように、

細心の注意を払いながら資金計画をしてください。

 

それでは、、、

 

(追伸)

フラット35を選ぶ場合は、融資手数料と金利が、

金融機関によってけっこう違うので、

この2つの数字を比較しながら選ぶようにするのがポイントです!

 

 

 

6/2(木)家づくりのよくある失敗について~家づくりに関する豆知識~

 

家は一生に一回しか建てないものだし、年齢や状況に応じて住み方も変化するので、

どれだけ熟考して建てたとしても、何かしら後から「こうしておけば良かった」とか

「あーしておけば良かった」といった後悔が出てくるものです。

 

しかし、そんな中でも僕が絶対にあってはいけないと思うことが、

金銭的なミスによる後悔です。

 

家の返済は、家計の中で最も長期で大きな固定費となるため、

ミスってしまうと長期に渡ってダメージを喰らい続けてしまうからです。

 

具体的には、貯蓄や投資が出来なくなってしまうことで、

子供の進学の選択肢を狭めてしまう、家のメンテが出来なくなってしまう、

老後貧乏に陥ってしまう、ずっと不安を抱えながら暮らしていくことになる、

という感じでしょうか・・・

 

こんにちは。

eguken myhome studio 江口です。

 

さて、今回は取り返しがつかない家づくりの失策をしないために、

知っておいていただきたいことについてお伝えしていきたいと思います。

 

では、そういった状況を引き起こす一番の原因は一番何なのでしょうか?

それは、

 

「真っ先に土地を探してしまうこと」

 

です。つまり資金計画によって使っていい土地の予算を

まだ出してないにもかかわらず、先に土地を探しちゃうってことですね。

 

これをやっちゃうと、まーほぼ確実に土地にこんもりと

予算をつぎ込んじゃいます。

 

例えば、無理なく毎月払っていけそうな金額が7万円だとしたら、

35年でローンを組んだ場合借りられる金額は2500万円になります。

 

そして、これに自己資金を足した金額が家づくりの総予算になるので、

仮に自己資金が500万円あったとしたら、総予算は3000万円ってことになりますよね?

 

でも、じゃあ3000万円を丸々土地と家につぎ込めるかっていうと

そんなことはなく、家を持つためにはいろんな経費がかかってくるので、

ここからこれらを差し引くと、大体2750万円ぐらいが土地、家、庭に

かけられる予算ってことになるんですよね。

 

で、ここで家と庭に2000万円ぐらいはかかりそうだなーと仮定すると、

土地にかけられる予算は750万円ってことになるのですが、

実は、土地を買う場合、さらにいろんな経費がかかってくるので、

この場合、土地にかけられる実質予算は、650万円〜700万円ってことになります。

 

つまり、ホントは、650万円〜700万円ぐらいで

土地を探さないといけないってことですね。

 

なのに、そんなことも分からないまま

土地を探してしまうと、とんでもない金額の土地を買ってきてしまいます。

 

仮に、土地代だけで1200万円もする土地を買ってきてしまったら一体どうなるでしょうか?

 

この場合、600万円ぐらい家づくりの予算が上がってしまいますよね?

となると、ざっと毎月2万円ほど、返済金額が上がってしまいます。

 

あるいは、それがキツイ場合、毎月の負担を落とすためだけに、

金利が安い変動金利を選んでしまいます。そして、後々金利が上がり一気に返済金額が増え、

にっちもさっちもいかなくなってしまいます。

 

いずれの場合も、

たちどころにやっていけなくなるようなレベルではないものの、

確実に、ずっと先行きに不安を抱えながら暮らすことになってしまいます。

 

なので、家を建てようと思った時、いきなりから土地探しを始めないように

気をつけてくださいね。

 

まずは資金計画から始める。これを肝に銘じておいてください!

それでは、、、

 

(追伸)

でも、資金計画のやり方を間違えちゃうと結局一緒なので、

この点にも注意してくださいねー!

予算を増やそうとする資金計画には要注意です!!