2021年06月

6/25(金)予算オーバーの原因 第2位 ~家づくりに関する豆知識~

前回お伝えさせていただいたように、事前に資金計画をしていないまま土地を探してしまうと

ほぼ確実に予算オーバーしてしまうことになり、結果、最良の住宅ローン選びが

出来なくなってしまいますが、これは土地に限らず家にも同じことが言えます。

 

また、事前に資金計画をしていないまま家づくりを進めてしまうと

純粋な土地代金や建物代金以外にかかる費用を具体的に把握出来ていないため

これが予算オーバーの原因となり土地や建物の予算オーバー同様に

仕方なく住宅ローンで帳尻を合わさざるを得なくなってしまいます。

 

こんにちは。

eguken Myhome studio 樺島です。

 

例えば、土地を購入する時には、土地代金だけが必要なのではなく

不動産屋さんに支払う手数料や、水道を利用するための権利金や

名義を自分に変えてもらうための費用といったさまざまな経費がかかってきます。

 

それゆえ、土地を購入する時には、土地代金以外にもこういった費用が

どれくらいかかりそうなのか?ということも、検討材料に加えなければいけないのですが

資金計画をしていない無知な状態で土地を探してしまうと、これらの費用がスッポリと

抜け落ちてしまうことになります。

 

ネットや雑誌に乗っている価格は、純粋な土地代金だけであり

別途でどんな費用が必要になるかまでは、丁寧に記載してくれていませんからね。

 

また、家の費用に関しても、地盤改良費用や外構工事代金といった費用はもちろん

会社によっては、当然のごとく建築費用に入っているだろうと思ってしまう費用

(設計料や照明器具代など)ですら含まれてないことが多々あるため

資金計画をすることによって、全体でかかる費用をしっかり把握していないと

後からとんでもない予算オーバーを招く恐れがあります。

 

さらに、住宅ローンを借りるにあたって必要となる経費関係も

選ぶ商品や利用する銀行によって異なってくるし

火災保険1つをとっても、建物の構造、補償範囲、かける年数、範囲などによって

また、地震保険の加入の有無によって異なってきます。

 

購入する家具や家電類なども人それぞれですが、購入するエアコンの台数

買い替える家電・家具、新たに購入する家電・家具なども、もちろん家づくりに必要な費用なので

これらもあらかじめ計画し、予算を確保しておくようにしないと

大幅な予算オーバーを招いてしまうことになるんですよね・・・

 

資金計画は家づくりの要

 

このように、家づくりには、土地や家以外にもさまざまな経費がかかるため

また、それらの費用がご家族によって全然違うため、家づくりを進めていく前に

これらを把握するために資金計画をしておくべきです。

 

仮に、資金計画をしていないまま家づくりを進めてしまうと、あなたにとっての理想の予算から

大きくオーバーしてしまうことになるでしょう。

 

そして、その帳尻を合わすために、選ぶべきじゃない住宅ローンを選ばざるを得なくなるか

あるいは、返済負担を上げざるを得なくなってしまいます。

 

選ぶべきじゃない住宅ローンを選べば、ずっとリスクを抱えたまま生活していくことになるし

もし返済負担が大きく上がってしまったら、非常に苦しい生活をする羽目になってしまいます。

また、子供や将来のために貯蓄する余裕もなくなってしまいます。

 

いずれにしても、心と財布に余裕を持ちながら

豊かに暮らしていくことが出来なくなってしまうということです。

 

ということで、家づくりをする前にはまず資金計画をすること

そして、それを自分だけですることが難しいなら、ファイナンシャルプランナーか

お金の知識が豊富な住宅会社の方にしてもらった上で家づくりをしていただければと思います。

 

それでは、、、

 

 

6/23(水)一番多い家づくりの失敗談 ~家づくりに関する豆知識~

最良の住宅ローンを選ぶことが出来ない一番の理由は住宅ローンの情報に乏しい

ことなのですが、家づくりの進め方を間違えてしまうこともまた、選ぶべきではない住宅ローン

を選んでしまう大きな要因となります。

 

それゆえ、家づくりをすると決めたら、まずは正しい進め方を知ることから

始めなければいけません。

 

こんにちは。

eguken Myhome studio 樺島です。

 

家づくりは、まず資金計画からはじめ、予算決めをしっかりと行った上で進めるべきです。

家だって他のモノと同じように、自分自身の予算を分かった上で、予算に合わせて選ぶのが

基本ですからね。

 

しかし、資金計画もままならないまま、見切り発車で家づくりを行ってしまっている方が

数多くいらっしゃいます。

そして、その典型的な形が、、、

 

土地を先に選んできてしまう

 

ということです。

土地を先に選んでしまった場合、どうしても土地に予算を掛け過ぎてしまいます。

 

その結果、家に掛けられる予算が大幅に減ってしまう、あるいは、住宅ローンの借入額を

大幅に増やさざるを得なくなってしまいます。

 

例えば、あなたが、毎月無理なく支払っていくことが出来る返済額から逆算した借入額が

2500万円で、あなたが準備出来る自己資金が300万円だとした場合

あなたは2800万円という総予算の中で家づくりを行うべきです。

 

そして、その中で、土地や家以外にかかる経費の合計が300万円で

外構工事(庭の工事)にかかる費用が100万円で、家にかかる費用が1800万円だとしたら

あなたが土地に使える予算は600万円ということになり、本来はその予算の範囲内に

おさまるように土地探しをしなければいけません。

 

しかし、土地を探す前に資金計画をしてなかったとしたら?

あなたが住みたいと考えている地域の土地相場が1000万円ぐらいだとしたら?

また、あなたの友人・知人の多くが、1000万円ぐらいで土地を購入しているとしたら?

 

土地には、それぐらいの費用がかかるのが普通だと思ってしまい、当たり前のように1000万円を

基準として土地探しを行い、1000万円を超える土地を購入してしまいます。

結果、400万円予算オーバーをした状態で、家づくりを進めざるを得なくなってしまいます。

 

毎月の返済に換算すると、ざっと12,000円前後の予算オーバーです。

しかも35年間ずっと、です。

 

でも、返済負担は上げたくない・・・

 

予算にゆとりがあるのなら、その負担を上げることも出来ますが

もしあなたが返済負担を上げたくないとしたら?

 

その方法は、より金利が安い住宅ローンを選ぶしかありません。

つまり、本当は全期間固定で住宅ローンを選びたいのに、毎月の返済がキツいからという理由で

固定に比べて金利が安く設定されている変動金利を選ばざるを得なくなってしまうというわけです。

 

結果、目先の返済はなんとかクリア出来たとしても、将来、金利が上がってしまうかもしれない

というリスクをずっと背負ったまま暮らしていかざるを得なくなってしまいます・・・

 

これを防ぐ方法は、最初に資金計画を行うことです。

そして、きちんと予算を設定した上で、家づくりを進めていくようにすることです。

 

ということで、これから土地探しをしようと思っているあなたは、資金計画をしてもらった上で

探すようにしていただければと思います。

 

これが家づくりの基本中の基本ですから!

 

それでは…

 

 

6/17(木)金利の低さだけで選んではいけない? ~家づくりに関する豆知識~

 

住宅ローンを選ぶ時は、出来るだけ金利が低い銀行や商品にすることを心がけるべきなのですが

とはいえ、金利の低さだけに着目してしまうと、本来選ぶべきじゃない商品を選んでしまうかも

しれません。

 

それゆえ、まずは、住宅ローンに対する基本知識を身につけていただき

商品の特徴を、ある程度ご理解いただくことが大切となります。

 

こんにちは。

eguken Myhome studio 樺島です。

 

住宅ローンには、景気の良し悪しに連動して金利が変化する『変動型』と

景気の良し悪しに関係なくずっと金利が変わらない『固定型』の2つの商品があります。

そして、ほぼ全ての銀行がこの両方を取り扱いしています。

 

『変動型』の特徴としては、メリット面では

『固定型』に比べて金利が低めに設定されていることと

『固定型』に比べて最初にかかる手数料が少ないこと。

 

デメリット面では、金利が変動するため、返済金額がずっと一定ではないことと

その際、急激に負担が増加するリスクがあるということ、です。

 

一方で『固定型』の特徴としては、メリット面では、返済期間中ずっと金利が変わらないため

返済金額がずっと一定となり、ライフプランが立てやすく安心感があること。

 

デメリット面では

『変動型』に比べて金利が高めに設定されていることと

『変動型』に比べて最初にかかる手数料が多く

結果、その分家に掛けられる予算が減ってしまうこと、です。

 

そして、それぞれのメリットとデメリットをご理解いただいた上で、自分に合った商品を選ぶように

しなければいけないのですが、多くの方が、あまり商品について理解していない状態で

住宅ローンを決めてしまっているのではないでしょうか?

 

金利の低さのみにフォーカスしてしまうと・・・

 

また、単純に金利の低さにこだわって住宅ローンを決めてしまうと

本来は『固定型』を選ぶべきであるのに、間違って『変動型』を選んでしまうことになります。

 

固定型と変動型では、金利差が0.3%〜0.6%ぐらいあるため

これを毎月の返済額に試算してみると、けっこう返済金額が変わりますからね。

3000万円を35年返済で借りると仮定して、金利が0.9%と1.4%では毎月7,098円違ってきます)

 

しかし、このような選び方をしてしまうと、後々、家計を苦しめることになるかもしれません。

 

仮に、10年後金利が大幅に上がってしまったとしたら・・

そして、返済負担が20,000円も上がってしまったとしたら・・

でも、給料は上がるどころか天引きが増え、逆に減ってしまっていたとしたら・・

さらに、子供たちの成長に伴い、さまざまな出費が増えてしまっていたとしたら・・

そう考えると、ゾッとしませんか?

 

とはいえ、そんな場合でも、銀行としっかりと交渉をすることで、金利上昇を最小限に抑える

あるいは、別の銀行で借り換えをすることで、返済負担を上げないようにするなど

リスクを軽減する工夫はあるんですけどね。

 

『変動型』だからリスクがあるわけではないのですが、しかし、変動型は金利変動に伴う

返済負担アップのリスクがあるため、そのこともご理解いただいた上で選ぶべきです。

 

ということで、住宅ローン選びをする時に大切なのは、金利の低さなのですが

そこだけに着目して選んでしまい、結果的に後々大変なことにならないように

気を付けていただければと思います。

 

それでは、、、

 

 

6/14(月)住宅ローン選びでミスをする一番の理由 ~家づくりに関する豆知識~

35年後まで仕事が決まっているわけじゃないのに、35年後まで支払いが確定してしまうのが

家づくりである、ということをしっかりとご理解いただいた上で、家づくりの予算設定や

住宅ローン選びは行うべきです。

 

35年もの長い間においては、何が起こるか全く予測出来ないからです。

 

しかし、多くの方が、自分自身の予算を甘く見積もり、住宅ローンについてよく知らないまま

家づくりを進めてしまいます。

 

こんにちは。

eguken Myhome studio 樺島です。

 

確かに、お金の話は、家や土地の話のように誰かに容易に聞きけるものではないし

聞きにくいことかもしれません。

 

また、お金の話は、家や土地に比べて興味を持ちにくいことかもしれないし

難しそうなイメージがあり、出来れば避けて通りたいことなのかもしれません。

 

しかし、予算を甘く見積もり、また、住宅ローンを安易に選んでしまうと、これからの生活に

悪影響を及ぼしかねないので、問答無用で、最低限の知識はつけなければいけません。

 

住宅ローン選びで一番大切なコト

 

当たり前のことですが、住宅ローンを選ぶ時、一番ポイントとなるのが『金利の安さ』です。

 

住宅ローンは、複利という期間が長くなればなるほど利息が雪だるま式に膨らんでいく

という特徴をもっているため、出来るだけ低い金利を選択することが基本中の基本だからです。

 

しかし、多くの方が、その基本をまるで度外視したかのように住宅ローン選びをしてしまいます。

 

例えば、Aという銀行では、最初の10年間の金利が0.5%で

11年目以降の金利が0.85%だと仮定します。

そして、Bという銀行では、最初から最後までずっと金利が1.0%だと仮定します。

 

この場合、金利以外の条件が同じだとしたら、

あなたなら一体どちらの銀行を選ばれますか?

 

もちろん、間違いなく全員がAを選ばれると思いますが

現実は、多くの方がBを選ばれています・・・

では、その理由は一体なのでしょうか?

 

その理由はごく簡単で、そのような住宅ローンがあることを知らないだけ、です。

知っていれば、わざわざ損することが決まっている商品を買う人なんて絶対に

居ないでしょうからね。

 

もちろん、たとえ知っていても、別の理由があって、その銀行で住宅ローンを借りることが

難しいこともあります。

 

しかし、多くの方が、知識不足であるがゆえに、わざわざ無駄に多くの利息を

支払わざるを得なくなってしまっている・・というのが、残酷ではあるものの現実です。

 

ということで、これから家づくりをするあなたは、知らないことで大切なお金を何百万円も

無駄にしないためにも、住宅ローン選びにも細心の注意を払っていただければと思います。

 

とはいえ、ただ単に金利だけを見て、住宅ローン選びをしてしまうと、それはそれで後々

大変なことになってしまいかねないので、次回は、住宅ローンについてもう少し詳しく

お伝えしていきたいと思います。

 

それでは、、、

 

 

6/10(木)庭の工事費用を増やしてしまう3つの要因 ~家づくりに関する豆知識~

家づくりの資金計画を最も狂わせやすいのは

外構工事(庭づくり)と言っても過言ではありません。

 

というのも、最初の資金計画の段階では、家の予算を圧迫しないようにするために

少なめに予算を設定するものの、いざ打ち合わせ段階になると、あれやこれやとたくさんの

要望が生まれてくるからです。

 

それゆえ、せっかく立てた資金計画を狂わさないようにするためにも

外構工事費用が膨らまないように、家づくりを計画していかなければいけません。

 

こんにちは。

eguken Myhome studio 樺島です。

 

まず、外構工事の予算を膨らまさないようにするためには

敷地に無駄に多くの余白をつくらないようにすべきです。

 

そして、そのためには、2階建てありきで家づくりをするのではなく

平屋を基本として家づくりをするようにすべきです。

つまり、敷地を有効利用しながら家づくりをすべきだということですね。

 

例えば、あなたが家を建てる土地が50坪として、そこに1階だけで30坪まで建てていいとしたら

そして、あなたが建てようと思っている家が、その面積より小さくて済むのであれば

2階建てという選択肢だけじゃなく、平屋という選択肢も考えてみてもいいということですね。

(もちろん駐車場の兼ね合いもありますが)

 

28坪の総2階建ての家を建てるのと、28坪の平屋の家を建てるのでは

敷地の残り面積は14坪も違ってくるわけですからね。

 

つまり、敷地を有効利用し1階を大きくすれば、単純に、その分外構工事費用が

安くなるというわけですね。

 

また、敷地に無駄な余白をつくらないためには

無駄に広い土地を買わないことも非常に大切なことです。

 

土地が広くなれば、必然的に境界の距離も長くなってしまい、結果、その工事費用も

かさむことになるし、敷地に出来る余白もよりいっそう増えてしまい

工事面積がその分増えてしまうからです。

 

また、土地の面積を広げると、土地取得費と外構工事費用を高くしてしまうだけじゃなく

後々ずっと払い続けることになる固定資産税も高くしてしまいます。

 

つまり、イニシャルコストを高めるとともに、ランニングコストをも高めてしまう

というわけですね。

庭が広い分、草抜きや庭の手入れにも、余分な手間がかかってしまいますしね。

 

そして、外構工事費用を膨らまさないために、なにより大切なことは

庭に余分な工事をしなくていいような家を建てることです。

 

例えば、明るさを確保するために、周囲に向かって大きな窓をつくることが

家づくりでは当たり前となっていますが、このようなお家は、実際それほど

明るくない場合がほとんどです。

 

外から丸見えになってしまうため、カーテンを閉め切ってしまうからです。

また、厳しい日差しを避けるため、常時シャッターを閉め切ってしまうからです。

 

では、カーテンやシャッターを閉め切らずに暮らそうと思えば

明るくて開放的な家で暮らそうと思えば、一体どうすればいいのでしょうか?

 

この場合、大きな窓の向こうには、それなりの目隠しをする必要がありますよね?

植栽や塀などに費用を掛けて、です。

そして、これらの工事費用に、思っている以上に多額に工事費用が必要となり

結果、予算が大きく狂ってしまう、というわけです。

 

庭に余分な工事をしなくていいようにするためには、明るさと同時にプライバシーも確保出来る

お家を建てる必要があります。

 

プライバシーが確保されたお家は、カーテンにかかるコストも大幅にカット出来ます。

大きな窓を周囲から丸見えにならないようにつくるからです。

 

プライバシーが確保されたお家は、周囲に向かってつくる窓は、主に風を採り込むことを

目的としているため、小さめの窓が中心となっており、結果的に周囲からの視線を気にする

必要がなくなるし、かつ、周囲から間取りが全く分かりません。

 

プライバシーが確保されたお家は、家の外観が美しくなります。

周囲に向かってつくる窓が少なくなるからです。

 

結果、家の外観を惹き立てるための装飾をする必要が一切なくなり

必要最小限の外構工事だけすれば済みます。

また、家の外壁が、境界につくる壁と同じ役割を果たしてくれることになるため

境界工事にかかる費用をも抑えることが出来ます。

 

いかがですか?

 

以上の3つのルールを守れば、外構工事の予算を最小限に抑えることが出来るし

資金計画で設定した予算を大幅に狂わせるようなこともなくなります。

 

ということで、大切なお金を無駄に多く使わないようにするためにも

以上のことを覚えておいてくださいね。

 

それでは…

 

 

6/7(月)平屋の良いところ悪いところ その2 ~家づくりに関する豆知識~

 

前回お伝えさせていただいた平屋の懸念点を、ほぼ完全に払拭出来るとしたら

そして、家を建てようとお考えの土地が、平屋を建てることが出来る土地だとしたら

誰もが『平屋』を選択すべきではないでしょうか?

 

というのも、『平屋』には数多くのメリットが存在するからです。

そして、それらのメリットは、あなたの暮らしをより豊かなものにしてくれるからです。

 

こんにちは。

eguken Myhome studio 樺島です。

 

まず、平屋にすることのメリットは、家が強くなるということではないでしょうか?

 

地震の時はもちろんのこと、日常的に受ける風や台風時の強風による揺れ

そして重量車両の通行よる振動などの影響を2階建てに比べて遥かに受けにくいからです。

 

また、平屋には2階がないため、上からかかる荷重も少なく

これもより構造が安定する大きな要因となります。

 

2階建て住宅は、2階に仕切りが多くなり重くなりやすい上に、ベランダが南にせり出すことで

余計バランスが悪くなりがちですからね。

 

家事が楽であることも、平屋であるがゆえの大きなメリットではないでしょうか?

 

例えば、洗濯の一連の作業に着目してみると、2階建ての場合は

階段をアップダウンすることが当たり前となりますが

平屋の場合は、アパート同様にワンフロアで全ての作業を行うことが出来ます。

 

また、取り込んだ洗濯物を置いておくスペースも確保しやすいし

片付ける作業もずいぶんと楽になるのではないでしょうか?

いつも過ごす場所と同じフロアに全ての収納があるわけですからね。

 

片付けに関しても、子ども部屋が2階にあるのと1階にあるのとでは

圧倒的な違いを生じさせるのも、家を建てる全ての方が知っておくべき事実です。

 

わざわざ階段を上がって片付けに行かねばならないのと、同じフロアで、かつすぐ近くに片付け

られるのとでは、子供だけに限らず私たちでさえも、面倒臭さに圧倒的な違いがありますからね。

 

結果、リビングダイニングのスッキリ具合に、大きな差が生じることになります。

 

掃除だって、平屋にした方が楽そうだと思いませんか?

まず、平屋には階段がないわけですし、バリアフリーが当たり前の現在の家では

ルンバが勝手に全体を掃除してくれるし、さらに、先程お伝えしたように

平屋は片付けもしやすい家になりやすいため、そうなれば、なおのこと掃除の手間を

減らすことが出来ますからね。

 

家族の成長に合わせて住み替えやすいというのも

平屋ならでは、のメリットではないでしょうか?

 

例えば、子どもたちが小さいうちは、子ども部屋は客間も兼ねて使うことも出来るし

子どもが思春期に入ると、自分の部屋として使えるようになります。

 

そして、子どもたちが巣立った後は、大容量の収納として使ってもいいし

あなたの部屋として使うことも出来ますよね。

 

要は、建てたすぐはもちろんのこと、いつまでも全ての部屋を無駄なく使うことが出来る

いわば無駄がない家にしやすいということでもあるんですよね。

 

さらに、家づくりの無駄な出費を抑えられるというのも平屋ならでは、の大きなメリットです。

 

1階に部屋が足りないことを理由として、老後に増築する必要がなくなるからです。

洗濯干場だって、最初からずっと1階だから、新たな設置費用だっていらないわけですしね。

 

いかがですか?

暮らしという面で考えてみると、安心や安全面でも平屋は非常に優れているし

使いやすさに関しても非常に優れています。

 

また、経済的な側面で考えてみても、やがて迎える老後の無駄な出費を減らすことが出来るのも

平屋が持つ、隠れた大きなメリットです。

 

ですから、もちろん敷地にもよりますが、2階建てありきで家を考えるのではなく

平屋を基本として、家づくりを考えていただければと思います。

 

それでは、、、

 

 

6/3(木)平屋の良いところと悪いところ ~家づくりに関する豆知識~

家の基本は『平屋』なので、『平屋』がその敷地におさまり

かつ暮らしの快適性に支障をきたさないのであれば、そうすべきです。

 

というわけで、今回は平屋について、良し悪しの両面から考えていきたいと思います。

 

こんにちは。

eguken Myhome studio 樺島です。

 

では、まずは平屋の悪いところ、というよりは懸念点についてから。

 

平屋の懸念点

 

その1:高いんじゃないか?

多くの方が当たり前のように2階建てのお家を建ててしまうのは

これが一番の理由ではないでしょうか?

住宅会社に行くと、当たり前のように平屋は高いですよ!と言われますからね。

 

その2:土地がかなり広くないとダメなのではないか?

そして、これも1と同時に考えてしまう懸念点ではないでしょうか?

実際、住宅会社や不動産屋からそう言われたことを理由に

平屋を諦めざるを得なくなった方も数多くいらっしゃることでしょう。

 

その3:家に囲まれている場合、暗くなるのではないだろうか?

周囲が家に囲まれているところで平屋を建てた場合、家が暗いのでは?

と考えるのも当たり前のことです。

実際、2階建てに比べて敷地いっぱいに建てる平屋の場合、光の採り込み方に工夫をしなければ

周囲の建物に光を阻害されてしまい、家の中が暗くなってしまいます。

 

その4:予想を上回る増水時に逃げ場がないのではないか?

2階をつくっていないと、もしもの時に逃げ場がないので困るのではないか?

というのも平屋の懸念点だと思います。

しかし、もしもの時のことも考慮して、可能な限り敷地を高く設定はするものの、予測不能な

事態は、文字通り予測不能なため、これに対する不安を完全に払拭することは難しいことです。

 

懸念点の対処法

 

以上が、平屋に対して感じる壁だと思いますが、13に関しては、全てただの誤解であり

家づくりの進め方によって払拭出来ることばかりです。

 

まず、平屋は高いという認識ですが、これに対する解決策は、自分にとって不要だと思うところや

無駄だと思うところを削ることによって余分なコストをカットすることです。

つまり、必要なところはしっかりと残しながら、家をコンパクトにするということですね。

 

例えば、2階建ての場合、1階に余分に和室をつくろうとしますが、全ての部屋が1階にある

平屋の場合、わざわざ余分に和室を作る必要はありません。

常時使っていない子ども部屋を和室代わりに使えばいいからです。

  

また、2階建ての場合、どうしても2階にたくさん廊下が出来てしまうのですが

平屋にすれば、この廊下をカットしやすくなります。

 

部屋の広さに関しても、コスト面も考慮して広さを検討することが大切です。

子ども部屋にせよ、寝室にせよ、ぶっちゃけて言うと、ただ寝るだけの部屋ですしね。

だとしたら、そんなに広くつくる必要ありませんよね?

 

これらを積み重ねた結果、住み心地や使い勝手に一切支障をきたすことなく

2階建てと同じくらいか、あるいはより安い価格で平屋を建てることが出来ます。

 

さらに、家がコンパクトになれば、これに連動して土地も小さく出来ます。

家がコンパクトになれば、5055坪ぐらいの土地でも平屋を建てることが出来ますからね。

 

つまり、一般的な分譲地でも、充分平屋を建てることが出来るというわけです。

 

しかし、土地が小さくなった場合、より懸念されることが

家が暗くなるんじゃないかという点ですよね?

 

この答えに関しては、日当たりが良い土地を買うという結論に安易に至ってしまいがちですが

実は、それは正しい答えではありません。

 

日当たりが良い方向に大きな窓をつくれば、家の中が丸見えになってしまうため

カーテンによって、視線とともに光まで閉ざしてしまうからです。

 

この正しい答えは、土地に合わせて設計することです。

つまり、先ほどの土地の場合だと、丸見えにならないようにしつつ、光を確保するためには

どうすればいいかを考えるべきだということですね。

 

しかし、これが出来れば、土地の良し悪しに関わらず、どんな土地でも明るく開放的な

家を建てることが出来るし、たとえ周囲が家に囲まれた分譲地だとしても

明るく開放的な平屋を建てることが出来ます。

 

ということで、世間一般で言われている平屋の懸念点は、ほぼ全て設計によって解決可能である

ということをご理解いただいた上で、今後の家づくりを進めていっていただければと思います。

 

その先には、たくさんのメリットが待ち構えているわけですから!

ということで、次回は平屋のメリットについて。

 

それでは、、、