2020年06月

6/30(火)奥さんはセーブして働くのがいいか?ガッツリ働くのがいいか?                               ~家づくりに関する豆知識~

 

パートで働く奥さんの収入が150万円以下の場合

奥さんはご主人の扶養に入れるため、ご主人は38万円の配偶者控除を

受けることが出来ます。

  

結果、例えば、ご主人の所得税の税率が5%の場合

年間約19,000円の所得税と

年間約38,000円の住民税を合わせた

計約57,000円節税することが出来るようになります。

 

おはようございます。

eguken Myhome studio 樺島です。

 

ではあなたは、奥さんがこの制度をうまく使いながら

配偶者控除や配偶者特別控除の範囲内でおさまるようセーブして働くのと

配偶者控除や配偶者特別控除の範囲を超えてガッツリ働くのと

果たしてどちらの方がいいとお考えでしょうか??

 

お金のコトは長い目で考えることが大切!

 

例えば、奥さんが配偶者控除や配偶者特別控除の範囲を超えてしまった場合

奥さんはご主人の扶養から外れなくてはいけなくなります。

 

結果、ご主人は先程算出した所得税と住民税を合わせた

57,000円の税負担が増えることになります。

 

また、奥さんは自分自身で、健康保険や年金といった社会保険料を

負担しなくてはいけなくなってしまいます。

 

つまり、短期的な視点で見ると、確実に負担は上がってしまうというわけですね。

 

しかし、たとえご主人と奥さんの負担が上がってしまったとしても

奥さんが勤務先で厚生年金に加入出来るとしたら、比較的少ない負担で

奥さんも将来老齢厚生年金という老齢基礎年金に上乗せされた年金を

受け取ることが出来るようになります。

 

また、勤務先の健康保険に加入出来れば、勤務中に長患いしたとしても

健康保険からおよそ月給の3分の2が、傷病手当金として支給されることにもなります。

 

つまり、多少負担は増えてしまうものの、セーフティーネットが手厚くなるため

長期的視点で見ると、負担以上のメリットがあるというわけなんですよね。

 

さらに、65歳以上を老後として捉えるとすれば

夫婦2人で必要となる最低生活費は、22.5万円だと言われていますが

実は、この額は、平均的なご家庭が将来支給される年金の額よりも

わずかながら多いと言われています。

 

その上、この費用の中には、家賃や住宅ローンといった住居費や

趣味や旅行といったゆとり費は一切含まれていないため

豊かに暮らそうと思えば、さらなる費用がかかると言われています。

 

それゆえ、老後に向けて、コツコツと貯蓄していくためにも

そして年金収入をもっと増やすためにも、この控除枠を超えてでも

ガッツリと働くようにした方がいい、というわけです。

 

節税方法を知ることで負担を軽減する!

 

そして、夫婦2人でガッツリ働きつつ、子供の教育資金や、自分たちの老後資金に

しっかりお金を残していくためにも、知っておいていただきたいことが

いかに税金を安く抑えるかということです。

 

そのためには、国が推奨している個人型確定拠出年金iDeCo

医療費控除の中身について、しっかり理解しておくことが必要不可欠です。

 

これらの制度について、ここでは詳しくは述べませんが

1つ確実に言えることは、これらの制度を知っているか知っていないかで

手元に残っていくお金が大きく違ってきます。

 

例えば、iDeCoを知らず、それに掛けるべき費用を家づくりに回してしまったとしたら

それを知っていた人との老後資金は、夫婦合わせて1500万円〜2000万円ほど

違ってくるかもしれません。

 

あるいは、収入合算すれば、より多くのローンが組めるからと

家づくりの予算をさらに高く設定しまったりすると、2000万円どころか3000万円以上

手元に残るお金が違ってくる可能性だって充分考えられます。

 

ですから、家づくりもお金のことも、短期的な視点だけで捉えるのではなく

長期的な視点も持って考えるようにしていただければと思います。

 

それではまた...(^^)/~~~ 

 

6/26  無理に家賃よりローンを上げるべきではない理由 ~家づくりに関する豆知識~


家を建てる誰もが、たくさんのご要望をお持ちだと思いますが
家はただ単に要望から出来上がるものではなく、環境(敷地条件)に合わせてつくるものだし
また、予算を守りながら建てることが、何より大切なことです。
 
こんにちは。
eguken Myhome studio樺島です。
 
それゆえ、弊社では、必ず予算を決めてから
家づくりをスタートしていただくようにしているのですが
あなたはご自身の予算についてどのようにお考えでしょうか?
 
家賃プラス2〜3万円が当たり前ってホント?
 
○万円前後の家賃が多い○○では、今の家賃に2〜3万円プラスした○○万円ぐらいの返済金額で
家づくりをしている方が多いとか、それぐらいの返済金額で家づくりをするのが当たり前だと
住宅会社から言われました、という話をよくお聞きします。
 
多くのご家庭が共働きであることから、もちろん、その返済金額は
今はそれほど無理がないかもしれません。
 
しかし、家づくりをする上で、理解しておかないといけないことは
収入が約束されたわけじゃないのに、長期間、返済だけは約束されてしまうこと
そして背負う借金が多額であるいうこと、です。
 
また、社会保険や物価は問答無用で上がっていっているにもかかわらず
これからは老後資金も今のうちからコツコツと準備していかないといけないため
自由に使える可処分所得がどんどん減っていきます。
 
それゆえ、お金に困ることなく、ずっと豊かに暮らし続けていただくためにも
今の状況だけじゃなく老後のことまで考えた上で
家づくりの予算設定を行っているというわけです。
 
家づくりの負担を上げるべきではない!
 
もし、あなたの家賃が○万円だとしたら、あなたは○万円の範囲内で
住宅ローンの返済額を設定すべきです。
そして、その返済設定から逆算して出た予算内で、家づくりを行うようにすべきです。
 
そして、家に回そうとしていたお金を全て将来のことを見据えて
貯蓄していくようにすべきです。
 
例えば、iDeCoという個人型確定拠出年金や、つみたてNISAという制度を
あなたはご存知でしょうか?
 
iDeCoは、年金なので、60歳を過ぎるまで掛けたお金を引出すことが出来ないのですが
掛けたお金が毎月所得控除になるというメリットと
掛金の運用を自分で選択することが出来るのですが、運用によって増えてお金に
通常約20%かかる税金が掛からないというメリットがあります。
また、受取り時にも税制優遇を受けることが出来ます。
 
そして、つみたてNISAは、毎年40万円以内であれば
20年に渡って積み立てたお金が増えたとしても
通常約20%かかる税金がかからないというメリットがあります。
 
それゆえ、こういった制度をご理解いただき、生命保険や定期預金などと併用して
利用していただくことで、不透明な将来に備えていっていただきたい
と考えています。
  
例えば、あなたが30歳の共働きのご夫婦だとしたら、ご主人には、iDeCoに毎月1万円
つみたてNISAに毎月1万円加入していただき、奥さんにも、iDeCoに毎月5,000円
つみたてNISAに毎月5,000円加入していただいたとしましょう。
 
となると、収入にもよりますが、iDeCoに加入することで、
ご主人は年間で12万円所得控除が増えることになり、もし所得税の税率が5%だとしたら
年間6,000円所得税を安くすることが出来ます。
 
また、10%かかる住民税を、年間12,000円安くすることが出来ます。
そして、住民税が安くなれば、保育料もそれに連動して安くなりますよね?
 
奥さんも、年間で6万円の所得控除が増えるようになるので、
同じように所得税率が5%だとたら、年間3,000円所得税が安くなり
年間6,000円住民税が安くなることになります。
 
簡易的ではありますが、もしこれを30年間ずっと続けることが出来たとしたら
(6,000+12,000+3,000+6,000円)×30年=81万円も
節税をすることが出来る、というわけですね。
 
運用益については、個人差があるので、ここでは言及しませんが
それでも、増えた分に対して税金がかからないわけなので
リスクを必要以上に恐れてネガティブに考えるのではなく
iDeCoにせよ、つみたてNISAにせよ
ぜひぜひ前向きに取り組んでいただけたらと思います。
 
ということで、家づくりをする時は、今のことだけを考えるのではなく
将来のことも同時に考えた上で、予算設定をしていただき
その予算内で将来のことまで考えた家づくりをしていただければと思います。
 
それではまた(^^)/~

 

  

6/24 収納をたくさんつくらない ~家づくりに関する豆知識~

 

 “収納はたくさんあればあるほどいい”
家を建てる誰もがこのようにお考えになるでしょう。
しかし、無駄に収納を広げてしまうと、必然的に家のコストは上がってしまいます。
 
それゆえ、家のコストを上げることなく、よりたくさんの収納をつくるためにも
まずは、収納に対する勘違いを正していただかなくてはいけません。
 
こんにちは。
eguken Myhome studio 樺島です。
 
では、今回は収納で知っておくべき2つのコトについて、お伝えしていきたいと思います。
  
まず、1つ目が「ただ単にたくさん収納をつくればいいわけじゃない」ということです。
 
例えば、暮らしの拠点となるリビングダイニングキッチンには
手紙、書類、薬、文房具、生活用品など、細かいものがたくさんあるのですが
いろんな場所に散らばって収納があるお家は、これらを管理しやすいでしょうか?
 
管理しにくい収納をつくってしまうと、どこになにを置いたのかを忘れてしまい
それが見つからないか、あるいは探すよりも買ったほうが早いことを理由に
また同じモノを買ってしまうことになります。
 
結果、モノが増えることになり、収納の中がさらにゴチャゴチャになります。
また、収納に収まりきらなくなった場合、それらがリビングダイニングに溢れることになり
今度は、それを片付けるための収納家具を、買わざるを得なくなってしまい
リビングダイニングが狭くなってしまいます。
 
また、無駄に奥行きが深い収納もとっても管理しにくい収納だと思いませんか?
 
手前にモノを置いてしまうと、奥に置いてあるモノが取り出しにくくなるのはもちろんのこと
奥にあるモノを忘れてしまう原因にもなりますからね。
 
結果、無駄な出費を生むことになるし、収納の中がゴチャゴチャになってしまう
というわけです。
 
人は、複雑になればなるほど、記憶出来なくなってしまうし
管理出来なくなってしまうものです。
 
それゆえ、収納は管理しやすいように分かりやすく単純につくらなければいけないんですよね。
 
通り抜け動線は収納を減らす最大の原因
 
続いて、知っておいていただきたいことが、通り抜け動線についてです。
収納を通過することが出来る動線や、玄関を家族用と来客用に分けたりする動線ですね。
 
 
この図をご覧いただくと、お分かりいただけますが右は通常の収納で
左が使い勝手をよくするために、通り抜け出来るようにした場合です。
 
左の場合、収納を通過出来るため、一見、右に比べて使い勝手が
良いように感じるかもしれません。
 
しかし、通通過出来るようにしたことで、「廊下」が収納の中に出来てしまい
結果、収納が大幅に減ってしまっています。
 
しかも、ドアも1本増えるため、その分、コストアップすることになるし
スイッチも、2つの入口のどちらでもオンオフが出来るようにしないといけないため
右よりも高価なスイッチを使わざるを得なくなります。
 
それゆえ、ただ使い勝手が良さそうという理由で、通り抜け動線をつくってしまうと
思っていたより収納にモノが置けず、結果、片付けにくい家になってしまい
なのに、余分なコストがかかるため、逆に家の価格が割高になってしまう
というわけ、なんですよね。
 
収納の正しい考え方
 
結論から言うと、収納は床面積ではなく、壁面積で考えるようにしなければいけません。
 
2m40cmという天井までの高さをどれだけ有効に使うことが出来るのか?
が大切だということです。
 
床面積だけで収納を考えてしまうと、収納をどんどん増やしてしまい
結果、家の価格が高くなってしまいます。
 
一方で、壁面積で考えるようにすれば、わずかな床面積でも壁さえ充分にあれば
相当な収納力があることを理解出来るようになります。
 
ただし、棚の枚数をケチらないようにしないといけないですけどね。
棚板も決して安いわけじゃないので、住宅会社側は棚の枚数を減らそうとするでしょうからね。
 
ということで、コストを上げることなく、より多くの収納をつくるためにも
そして管理しやすい収納をつくるためにも、今回お伝えさせていただいた収納の知識を
覚えておいていただければと思います。
 
それではまた(^^)/~
 
 

6/19(金)イイ家を最小限のコストで建てるための知識 ~家づくりに関する豆知識~

 
家の価格は面積に最も左右されるため、コストを抑えるためには
出来るだけ家をコンパクトにすることが、重要なポイントとなります。
 
 
 
とはいえ、家を建てるとなると、あれも欲しい、これも欲しいとなりやすいことから
家をコンパクトにすることは、想像以上に難しいことです。
 
それゆえ、そうならないように、合理的な考え方を持っていただく必要があります。
あなたが、家の価格をなるだけ抑えたいとお考えであるのならば。
  
こんにちは。
eguken Myhome studio 樺島です。
 
では、家の面積を左右する部屋の広さについて1つ1つ考えていってみたいと思います。
 
子供部屋について考える
 
子供部屋を2階につくることが、今の家づくりでは当たり前となっていますが
それと同時に当たり前となっていることが、子供部屋の広さを6帖でつくることです。
 
しかし、子供部屋って本当に6帖も必要なのでしょうか?
 
というのも、6帖の部屋は、3.51m×2.6mが実際使える広さなのですが
例えば、この中に幅90cmのシングルベッドと幅90cmの学習机を置いたとしても
まだ1.5帖〜2帖ほどの余白が出来るからです。
 
もちろん、どんな部屋であろうと、少しでも広く、少しでもゆとりがある方がいい
というお気持ちはよく分かります。
 
しかし、もし1.5帖部屋の広さが違うだけで、家の価格が45万円も違ってくるとしたら?
もし2帖部屋の広さが違うだけで、家の価格が60万円も違ってくるとしたら?
そして、その部屋が2つあるとしたら?
 
いずれ子供たちは家を出て行くでしょう。
ですから、その点も考慮しつつ、子供部屋の広さを決めるようにしていただければと思います。
  
寝室について考えてみる
 
寝室に関しても、展示場のような8帖や10帖もの広さが果たして本当に必要なのでしょうか?
 
例えば、6帖の部屋にはダブルベッドを2つ並べておくことが出来ます。
6帖の広さが3.51m×2.6mなのに対し、ダブルベッドを2つ並べた時の寸法は
2.8m×2mだからです。
 
それゆえ、寝室も無駄に広くつくる必要はないんですよね。
ただ寝るだけの部屋だし、荷物はウォークインクローゼットに全て片付けるでしょうし
親世代のように婚礼タンスを置くことも、ドレッサーを置くこともないし
テレビを置くにしても、今は壁掛けが一般的なわけですからね。
  
床面積を増やすと!?
 
床面積が増えれば、その分家の価格も高くなってしまうのですが
同時に、余ったスペースに、なにかを置こうとしてしまうため
逆に家が散らかりやすくなり、片付けがしにくい家になってしまいます。
そこに置くものを買うにしても、お金がかかるわけですしね。
  
例えば、子供部屋であれば、余ったスペースがあれば
そこにソファーやテーブルなどを置きたくなるでしょう。
 
そして、快適な環境が出来上がってしまうと、子供たちが部屋に閉じこもってしまう
要因にもなりかねません。
 
また、リビングダイニングの場合はどうでしょう?
この場合、余白が出来るのは、ダイニングテーブルとソファーとの間です。
 
ここに余白が出来ると、間違いなく子供たちが自分たちの荷物をここに置きます。
そして、ランドセルや勉強道具や習い事道具などがいつも無造作に置かれた
雑然とした空間になってしまいます。
 
それゆえ、子供部屋や寝室はもちろんのこと、たとえリビングダイニングといえど
無駄に広げる必要はないということ、なんですよね。
 
無駄に広くつくってしまうと、コストがアップするだけじゃなく
掃除や片付けの手間がかかる家になってしまいやすくなりますからね。
 
もちろん、そうするためには、収納を使いやすい場所につくるとか
子供部屋を使いやすい場所につくるといった間取りの工夫は必要になってきますがね。
 
いかがですか?
イイ家を、コストを抑えながら建てるためには、こういった考え方が必要不可欠となります。
ですが、固定概念にとらわれず、合理的に家づくりをすることが出来れば
いつまでも暮らしやすい家を、最小限のコストで手に入れることができます。
 
ですから、こういったことも、家づくりをする前に
ぜひ夫婦で話し合ってみていただければと思います!
 
それではまた(^^)/~
 
 

6/16(火)カーテンいらずのお家体験 【続編】 ~家づくりに関する豆知識~

 

こんにちわ。

eguken Myhome Studio樺島です。
 
では今回も、前回に引き続いて、こちらの住まいをご体感いただこうと思います。
 
 
南からの光がたっぷりと降り注ぐダイニングキッチンから続くリビングスペースは
床の上でゴロゴロして過ごしたい・・というお施主様のご希望もあって
タタミコーナーとさせていただきました。
 
ソファーはパジャマや荷物などの物置になりやすいし
ただの飾りになっているという方も決して少なくないため
あえてソファーは置かないようにし、その代わりタタミにするという発想もアリですよね。
 
そしてこちらのお家は、リビングの奥の庭が、人目につかないプライベートスペースとなるため
お子さんを安心して遊ばせやすいその空間には、芝を全面に敷き詰めつつ
リビングと庭を縁側で繋がせていただきました。
 
休日は、ひなたぼっこをしながら、ボーッと過ごしたくなるような
心がほっこりとする空間です♪
 
 
洗面脱衣室は、あえてリビングから近い所に配置させていただきました。
 
その理由は、1つは縁側で洗濯物を干すようになるので
洗濯機から干場までの距離が圧倒的に近いこと。
そして、もう1つはリビングと洗面脱衣室との温度差を緩和出来ることです。
 
なんせ、ヒートショックによる死亡者数は、交通事故による死亡者数の4倍近くに昇る
というデータもありますからね。
この問題も、家づくりをする上で考えないといけない問題の1つですね。
 
こちらのお家では、最も過ごす時間が長いリビングと洗面脱衣室を近くに配置することで
リビングの余熱が、洗面脱衣室に伝わりやすいようにさせていただきました。
 
また、洗面脱衣室は窓を東につくっているので、朝、身支度をする時
気持ちいい朝日がたっぷりと降り注ぎます。
 
その結果、暗くてどんよりとした場所で電気をつけながら身支度を行うのではなく
気持ちいい自然の光を浴びながら歯磨きをしたり、洗顔をしたり
朝の身支度が出来るというわけですね。
 
なんだか気持ち良さそうでしょ。
 
寝室と子供部屋へは、ダイニングキッチンを通って行く動線となっています。
 
 
子供部屋は、中庭を通してダイニングキッチンから様子がうかがえるようにしているので
お子様は自分の部屋に居ながらも、お母さんの気配が常に感じられ
安心して過ごすことが出来ます。
 
また、友達が遊びにきた時も、子供たちは子供部屋で遊びながら
親御さんたちはダイニングで談笑出来ます。
子供たちから一切目を離すことなく。
 
反射した光が、中庭からたっぷりと入ってくるため一日中驚くほど明るいのも
こちらの住まいの子供部屋の大きな特徴です。
間違いなく、朝から日が暮れるまで、ずっと電気をつける必要がないでしょう。
 
寝室は、ご家族にとって、ただ寝るだけの部屋だということなので
最小限の広さとさせていただき、かつ、気持ちいい朝日で目覚められるように
東側に窓を設けさせていただきました。
 
また、寝室には布団を置いておくため、あえて中庭には面さないようにしました。
ここは、家族以外の人には見て欲しくない空間ですしね(笑)
 
いかがでしたか?
 
家中どこに居ても、安定した明るさが保てるお家。
家族のコミュニケーションを大切にしたお家。
ずっとずっと家で過ごしたくなるような気持ちいいお家。
掃除・片付け・洗濯などの手間を少しでも軽減出来るお家。
今だけじゃなく、老後もずっと過ごしやすいお家。
 
などなど、こちらの住まいは、家づくりで必要な要素がたくさん盛り込まれたお家です。
ぜひ、あなたの家づくりの参考にしていただければと思います。
 
それではまた(^^)/~
 

6/11(木)カーテンいらずのお家を体感してみませんか? ~家づくりに関する豆知識~

こんにちは
eguken Myhome studio 樺島です。
 
突然ですが、今回は間取り体験をしていただきたいと思います。
光に満ちた明るいお家であり、家族の輪を大切にしたお家であり
より暮らしやすさを追求したお家を、ぜひご体感下さい!
 
 
このお家は、玄関ドアを開けた瞬間、眩いばかりの光に満ちた空間が目の前に広がります。
そして、この明るさが朝から日が落ちるまでの間ずっと続きます。
 
そんな明るくて気持ちいい玄関の脇には、まとまった休みがある度に
家族で楽しんでいるキャンプの道具一式や、お子さんの自転車などを置くための土間収納を
つくらせていただきました。
 
少しだけでもこういった収納があると、とっても便利だと思いませんか。
あなたがキャンプはしなかったとしても、趣味の道具やバーベキューで使う
椅子やテーブルなんかも、ここに置いておけるわけですからね。
 
玄関ホールを上がり、北の方向に進むと、ダイニングキッチンへと続きます。
 
 
ご覧のように、ダイニングにもキッチンにも、玄関同様に、中庭からの光がたっぷりと降り注ぎます。
 
朝は、気持ちいい朝日に包まれながら食卓で家族そろってご飯を食べられるし
夜は夜で、カーテンいらずの窓の向こうに見えるウッドデッキや星空を見ながら
家族団らんを楽しむことが出来ます。
とっても素敵だと思いませんか。
 
キッチンに立っていても、清々しい気分で家事をこなすことが出来ます。
なんせ、キッチンから空を眺めることが出来るわけですからね。
 
また、キッチンからは、ダイニングやリビングだけじゃなく
玄関の様子も洗濯物の様子も、全てを見渡せるようにしています。
 
さらに、キッチンから子供部屋の様子も見渡せるようにもしています。
中庭を挟んで、子供部屋とダイニングキッチンを位置させることで。
 
こうすることで、お子さんが自分自身の部屋で遊んでいても
お母さんの気配を感じることが出来るため安心して遊べるし
ママ友が遊びに来ても、子供たちは子供たちの部屋で遊ばせておきながら
お母さんたちは、ダイニングキッチンで、窓越しに子供たちの様子を見ながら
ゆっくり談笑することが出来るというわけですね。
 
これも、なかなか魅力的でしょ。
 
キッチンの裏には、広めのパントリー収納をつくっているのですが
どうしても小物を置くことが多くなるのがキッチンやリビング周りなので
この収納は、管理しやすいように工夫しています。
 
まず、1つ目の工夫は、“奥行きの深い収納にしない”ということですね。
 
奥行きの深い収納は、手前に出来る余ったスペースに、ついついモノを置いちゃうので
奥のモノが取り出しにくくなってしまうし、奥に置いてあるモノを忘れてしまったりするからです。
 
そして、その結果、また同じモノを買ってしまい
無駄な出費の連鎖を生み出してしまうことになります。
 
ですから、奥行きの浅い棚をたくさんつくるようにすることで
手前にモノを置くことを回避しました。
 
また、収納で忘れてはいけないのが、“収納量は、床の広さに比例するのではなく
壁を上手く使ったかどうかに左右される”ということです。
これが、2つ目の工夫です。
 
例えば、幅1m×奥行き1mの収納があり、そこに奥行き50cmの棚を2枚設置した場合
そこには50cmの棚が3段あるということになるので、
(棚2枚と床で3段です)
そこには50cm×3=1m50cmの棚があることになります。
 
一方で、幅は同じく1mとして、収納の奥行きを50cmとしたら
単純に収納の床面積は半分になりますが、もし、そこに奥行き50cmの棚を5枚つけたとしたら
50cm×6=3m分棚があることになり、床面積は半分しかないのに
収納力は2倍になったということになります。
 
しかも、そもそも収納自体に奥行きがないため、棚の手前にモノを置くことも出来ず
結果的に、整理も管理もしやすくなりますしね。
 
ズバリ!コストを削りながら、使いやすさをアップさせるコツというわけですね。
 
ねっ?いい感じでしょ?
 
では、次回も、この続きをお伝えさせていただくので、
楽しみにしていてくださいね。
 

 

それでは…
 

6/8(月)2階建てありきで家を考えていませんか? ~家づくりに関する豆知識~

家の基本は「平屋」から始まります。

つまり、その敷地の中に平屋が建つだけのゆとりがあるなら
基本的に平屋で間取りを考えるようにすべきでるということです。

というのも、平屋にすることで
様々なメリットがあなたにもたらされるからです。

こんにちは。
eguken Myhome studio 樺島です。

まず、平屋にすれば、必然的に耐震性が高くなります。
家の重心が低くなり、2階からの荷重もなくなるからです。

家は、重量車両が通行すれば揺れるし、台風や強風などによっても揺れるのですが、
その影響は、平屋よりも2階建て住宅の方が、より受けることになります。

2階建は平屋よりも重心が高く、かつ1階の柱や壁の量が
2階に比べると少ないため、平屋に比べて不安定になるからです。

その結果、重量車両が通れば、その影響を受けて家が震動し
耐震金物が緩んでいく原因になります。
また、台風の時など強風を受ければ、その影響を受けて家が左右に揺れ
耐震金物が緩んでいく原因になります。

そして金物が緩んでしまった状態で、地震が起こったとしたら?
確実に1階よりも重くなってしまう2階が、地震によって揺られるとしたら?

ですよね?
地震による倒壊リスクが高くなってしまいますよね?

その点、平屋は、重量車両の通行による震動の影響も受けにくいし
台風の時などの強風の影響も受けにくくなります。

また、柱も壁の量も多く地面に対する面も広いため
2階建てに比べて、地震の被害を受けにくくなっています。

つまり、天然で地震に強いのはもちろん、“長持ち“という耐久性で考えてみても
2階建てよりも高いということが言えるんですよね。

この他、コスト面や暮らし面においても、2階建てに比べて
よりたくさんのメリットを享受出来ますしね。
(これらはまた次回お伝えさせていただきます)

✔平屋に対して多くの方が持っている思い込み

多くの方が、

「平屋=高い」と思い込んでしまってたり
「平屋=土地が広く必要=土地代が高くなる」

と思い込んでしまっているのではないでしょうか?

そして、その理由は、不動産屋や住宅会社から、そう言われたからではないでしょうか?

この思い込みに縛られたまま家づくりを進めてしまうと
平屋を建てられる土地であるにもかかわらず、当たり前のように2階建てを建ててしまうし
自分たちの土地には、とてもじゃないけど平屋なんて建てることが出来ないと
初めから諦めてしまい、当たり前のように2階建てを建ててしまうことになります。

ですが、当たり前のように建てられている2階建ての家は、本当に住みやすい家なのでしょうか?
また、その住みやすさはいつまでも続くのでしょうか?

そして、コスト面で考えてみても、平屋に比べて本当に割安なのでしょうか?
イニシャルコストだけじゃなく、ランニングコストにおいてまで・・

ということで、
次回は、当たり前のように建てられている
2階建ての家について、
詳しくお伝えしていきたいと思います。

それでは…